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20××年2月6日
「予感」
詩:加藤悟
降下する光の花びらは
宙を揺らぎ舞ながら凍りついた暗黒を
照らす和音を奏でる
その波紋によって、氷解して
照らされた暗黒は
黄金郷にある愛と真実を
やがて想起し
総合なる詩を口ずさみ
神秘なる生命の封印を解く。
詩を聴いた者達は
たちまち魂が覚醒して
散乱していた複数のエレメントが
本来の美しく嫋やかな姿を取り戻し
まどかに手を繋ぎ、統合し
即興の輪舞をする。
ここに原初と終焉の光があり
この光はやがて
永久の国の門をひらく。
永久の国の溌剌と静寂には
争いや恐れ、悲しみなどが入る余地がなく
その証として
永久の国の住人の額には
「永久の子」という文字が刻まれ
その遊園には虹が架かっている。
この国では、いつまでもどこまでも
生き生きとした愛と光で満ち溢れ
その様子をここに書き記すことは
今は、神が御赦しにならない。
[sketch]
あるレベルに達すると悪を祓おうとするけれど、そこに疑問を感じる。真相は悪を癒すことではないだろうか……。祓おうとすればするほど、悪はやってくるだけではないだろうか……。まあ、いずれにせよ、内面世界を調整し、生活習慣を整えるということ。




