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32 Dreamer
ずっとそばにいられてしあわせだった。ぼくは、日本で唯一清らかな滝を拝められた。確かに、竜神様が住んでいても可笑しくない、静けさだった。水沫は光の螺旋のようであり、光の螺旋は清らかな火のようだった。火水。それからぼくは、ぼくを夢の存在にした。夢は夢や幻であるから、どう弄られても、無傷だったからだ。本来は、本当に、無慈悲な人に、何かを想わせるのが、キリストだが、それでは飽きたらないぼくは、仏陀かな。
と、でも言っておく。
おんさらすばてぃーえいそわか
江ノ島は太宰治さんも題材にされたようだが、ぼくは、少し、納得がいかない。あまりにも見事な憧憬の衝迫だったから。




