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19 心臓
「どうしたのよ?サトルくん、こんなところに呼び出して」
「いつもありがとう菅谷さん」
「うん、こちらこそサトルくん」
「アンナ!」
「なに?ちょっとまった!場所変えない」
「?」
「冗談よ」
サトルはアンナを突然抱き寄せた!ありったけの愛と愛情と永久より、それ以上のもので!
「好きなんだ!!」
「えっ……やめ…」
「やめるものか!!」
「はぁ……」
「そうだ!!いくらでもぼくの胸で溜め息するといい!!」
「サトルくん……」
アンナは突然、サトルの胸で泣き出した!!
「なんでサトルくんなの……!なんでサトルくんの胸がこんなにもあたたかいの!!なんでなんで!!」
しばらくサトルは泣きじゃくるアンナを黙って抱きしめ続けた。
「サトルくん……わたしと!!一緒にいだらぁああ!!不幸になるわ……もう離して!!!」
太陽と白い月、見えない星が
2つの影をたった1つにしたまま……
サトルは何も言わず
ただただ抱きしめたまま。




