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15 純潔
20××年8月28日
加藤悟
硝子のように透明で割れやすいものだからこそ、価値があるし、この想いは本物。何故なら、神様は小さなところや些細なことを見逃さないから……。ぼくの心のずっとずっと奥の方が、満たされている……この奥にあるものを伝えるには、できる限り丁寧にしないと伝わらないだろう。丁寧に時間をかけて、やがて季節が巡り、枯れない花の蕾を咲かせるんだ。相手にとっても自分にとっても、途絶えることのない光あるものにしたい。けれども、最善を尽くしても、分からない人には、分からない……大切なことは、自分自身に正直であること、自分自身にとって中長期的に観ても限界突破しているもの。誠意。真摯。きみの優しさ、きみの不器用な微笑み、あの貝殻の音をぼくは忘れはしない……!ぼくは形にできなかったり、形にしなかったり、形にしたりするんだ!二度と出会えることのない神秘もあるものだから……




