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たらこのエッセイ集

初冬のカブ祭り ~お手軽カブ料理7品~

 ふははははは!

 諸君、こんにちは!


 ビルケ将軍である!


 今回はカブを使った料理を紹介していくぞ!

 知り合いから沢山もらったのだ!


 かぶは葉の部分を捨てる場合も多いが、今回は余すことなく使い切っていく。

 葉っぱの部分にもそれなりに栄養が含まれているからな。

 捨てるなんてもったいないぞ!


 葉の部分は生のままだと固いので、あらかじめ重曹で茹でておこう。

 そうすると柔らかく、彩もよくなる。

 そのままお醤油をかけておひたしにしてもいいぞ!


 カブの身の部分は米のとぎ汁で茹でておこう。

 そうすると火の通りも早くなり、クセもなくなっておいしくなる。

 特に煮物にするときはこの工程は欠かせない!


 下ごしらえが終わったら、さっそく調理していこう。




 1 かぶの浅漬け


 皮をむいたかぶを薄くスライスし、塩と味の素を振りかけて揉んでいく。

 水が出てきたらしっかり絞って出来上がり。


 なんて、ここで終わったら面白くない。

 特別なスパイスを一つ付け加えると、ただの浅漬けが一味違った料理に早変わりするぞ!


 やることは一つ。

 あらびきの黒コショウをひたすらふりかけるのだ!


 黒コショウをふったら軽く混ぜて出来上がりだ。

 仕上げに重曹で茹でた葉の部分も一緒に和えておくといい。


 出来上がりはこんな感じだ。


 挿絵(By みてみん)


 割とあっさり風味でおいしい。

 コショウの刺激がたまらない一品だ。

 お酒のおつまみにもいいぞ!




 2 カブの浅漬けゆず風味


 先ほどと同じように、スライスしたカブに塩と味の素を振りかけて揉みしだき、水を切る。


 ゆずの皮は薄く剥いた後、内側の白い部分を包丁の先端などでしっかりとこそぎ落とすこと。

 この部分が残っていると苦みがでてしまう。

 面倒だが大切な工程だぞ。


 ゆずの皮をむいたら、ほそーく千切りに。

 それを塩もみしたカブに合わせてさっと和えて完成だ。


 出来上がりはこんな感じ。


 挿絵(By みてみん)


 上に載っているのは柚子のシロップ煮だ。

 市販のゆず茶をそのまま使ってもいい。


 味付けに砂糖と酢を入れると、爽やかな甘い味わいになるぞ。

 箸休めにはもってこいだ!




 3 カブの中華煮


 重曹で茹でた葉の部分と、米のとぎ汁で火を通したカブの身を使う。

 カブのみは箸が刺さるくらい柔らかくしておくとよい。


 フライパンにごま油をほんの少し敷いたら、そこへ葉を投入する。

 味付けは鳥ガラとオイスターソースを適量。

 カブ一束に対して、鶏がらは大匙1、オイスターソースは小さじ1くらい。

 薄めの味付けなので塩などで好みの濃さに調整してくれ。


 カブの葉に調味料が絡まったら、すぐに身の方も投入しよう。

 ある程度に詰めて水分を飛ばしたら火を止めていりごまを振りかけ、軽く和える。


 これで完成!

 出来上がりはこんな感じだ!


 挿絵(By みてみん)


 カブだけの料理だが白米にも合うぞ。

 濃い目の味付けにすればこれだけでお茶碗一杯行ける。




 4 カブのひき肉炒め


 豚でも牛でも鳥でも大豆ミートでもなんでもいい。

 好みのひき肉を炒めよう。

 味付けは砂糖と醤油、そしてみりんと酒。

 割合は醤油:みりん:酒は1:1:1の割合。

 同量で構わない。


 砂糖は大匙1~2で好みに合わせて調整してくれ。

 ちなみにビルケは適当にドバドバ入れる。


 サラダ油でひき肉を炒めたら、調味料を入れてくれ。

 ある程度、味がついたなと思ったら、下茹でしたカブの身を入れてさらに煮詰めよう。


 カブの色が軽く調味料をまとって茶色になったら葉を投入。

 こちらも重曹で下茹でしておくとよい。


 汁が完全に飛ばないうちに、片栗粉を解いた水を入れて軽くとろみをつけよう。

 とろみがついたら完成だ。


 挿絵(By みてみん)


 どうだ?

 うまそうだろう。


 こちらもおかずにピッタリ。

 少ない肉でも十分に満足できてヘルシーだぞ!




 5 カブのポトフ


 お好みの野菜を適当に切ろう。

 玉ねぎ、にんじんがあれば事足りるだろう。

 ただしジャガイモ……てめーはダメだ!

 今回も追放してやる!

 メインはあくまでカブだからな。


 適当のな大きさに切ったニンジンと玉ねぎ、そして切れ目を入れたソーセージを鍋に入れてコンソメで味付け。

 各具材に火が通ったら、米のとぎ汁で下茹でしたカブの身を入れる。

 一緒に煮こむよりも、この方が崩れにくくていい。


 カブを入れた後は弱火にして、熱が通ったら火を止めよう。

 このまま放っておけば味がしみ込むので、食べる時まで放置だ。


 最後にもう一度火を通し、下茹でしたカブの葉を散らして完成。


 挿絵(By みてみん)


 すまん……もうちょっとカブを多く写したかったのだが……失敗した。

 下に見える白いのがカブだ。


 特別な具材として、油揚げが乗せてある。

 これは砂糖と醤油で煮込んで味をつけたものだ。

 最後に乗せただけで一緒には煮込んでいない。


 これは出汁をコンソメではなく、カツオと昆布でとったものなので、和風の味付けの物を乗せても味が壊れない。

 出汁の取り方によって、いろんな具と味が楽しめるようになるぞ!




 6 カブの葉の菜飯


 米を少し硬めに炊く。


 カブの葉は例によって重曹で下茹でしておき、プライパンで炒めて水けを飛ばす。

 少し濃い目に塩と味の素で味付けしよう。


 米がたけたら、カブの葉を混ぜて完成だ。


 挿絵(By みてみん)


 写真のは米を炊く時にあさりを入れている。

 あさりは一度、酒蒸しにしてから使う。

 煮汁も炊く時に一緒に入れるとおいしい。


 カブの葉は好きなように味付けしよう。

 写真のはオイスターソースも入れて炒めている。

 調味料の合わせ方で様々な味が楽しめるぞ!




 7 カブのすりながし。


 これで最後か……ふぅ。


 豆腐は昆布でとった出汁でゆっくり煮よう。

 ある程度、味が染みたら皮をむいてすりおろしたカブを入れるのだ。

 最後に下茹した葉を乗せて完成。


 割と簡単に作れる料理だぞ。


 挿絵(By みてみん)


 豆腐が崩れてしまった……。

 本当はもっときれいに撮りたかったのだが……仕方あるまい。


 味はついていないので、ポン酢か醤油をかけて食べてくれ。






 今回はこれで終わりだ!

 カブを大量にもらったので、何とか調理してみたが……いかがだったかな?


 普段捨てっていた葉っぱも、使い方次第では立派な食材となる。

 いい機会だからカブの葉の料理にも挑戦してみてくれ。


 買ってすぐに処理をしないと、カブの葉は黄色くなってダメになってしまう。

 下茹でしたものを小分けにして冷凍すれば使い勝手もいいぞ。

 味噌汁の具にもピッタリだ!


 ちなみにだが、重曹で下茹でする際は、必ず湯を沸かす前に重曹を入れておいてくれ。

 沸騰してからだと泡立って湯が飛んでくるかもしれないからな。

 十分注意するように。


 それでは諸君!

 次の機会までサラダバー!


 ふははははは!


 挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
[良い点] つ……つまみ食いしてもよかとですか?(*´﹃`*) う、うまそう……♡ ほとんどカブだけなのに……。 [一言] つまみ食いしました!(妄想の中で) さ、サラダバー!
[良い点] ひたすら美味しそうでした! 今度やってみます! ご紹介ありがとうございます!!
[良い点] おお、ビルケ将軍! 今回も多くのレシピに感謝します。 私は混ぜご飯が気になってしまった。 お腹が空いた。 サラダバー!! [一言] なろうからレシピ本で書籍化しましょう!!
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