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第二部23 ザ・ロンゲスト・デイ

更新再開ですが、しばらく更新ペースが

乱れると思います。

※ ウィークリイ王国・王立学園、校庭

   マッティオ・マンデイ


ポンッ

「へっ?!」


なっ、何だ?!!

何が起こった??!


いきなり隠形が解けてしまった!


僕があわてていると、ライアンが、


「お?!そこにいたのか!というか、アレックスの魔法の無効は

こんなに離れたところまで効果があるんだな・・・」

「魔法の無効??!」

「ああ、アレックスの家の特殊能力だ。知らなかったのか?!」


のほほんとした調子で言う。


知らないよ!!

何それ?!


僕のお兄様観察計画が根底から覆るじゃないか?!!


というか、僕の闇魔法のことがお兄様に知られたら嫌われちゃう!!


わっ?!お兄様がこっちに来る!


ど、どうしよう??!





※ ウィークリイ王国・王立学園、校庭

   アレックス・ホリデイ



俺の世界だ!(マイワールド)


最大範囲で魔法の無効化を展開する。


まあ、大丈夫だとは思うが念のためだ。


なんて思ってやったのだが・・・。


ポンッ


「えっ・・・?!」

ライアンの声が聞こえたかと思うと、周りが一斉にどよめいた。


ライアンの方を見ると、彼の側にさっきまでいなかったはずのマッティオが

ばつが悪そうに立っていた。


ああ、そういうことか!!


ライアンが伏兵を見抜くなんておかしいと思ったよ。

マッティオが教えたのか・・・。


うん、これは一声かけておかないとな・・・。


そう思って彼らの方に近づくと、なぜかマッティオが立ち去ろうとしていた。


「マッティオ!!」

呼びかけると、マッティオはビクンとして立ち止まった。


ちょっとオドオドして、何だかいたずらがバレた犬みたいになってる。

これはこれで、ちょっと面白いな・・・。


う~~ん・・・、余計なことをしたと怒られるとでも思ったのかな?!

そんなこと、気にしなくていいのに・・・。


「ライアンをサポートをしてくれたんだね。ありがとう」

そう言いながらマッティオの緊張をほぐすために彼の頭を撫でてみる。


「えっ?!・・・えへへへ・・・」

一瞬驚いた表情をしたマッティオだが、すぐに相好そうこうを崩した。

(注:相好を崩す→顔をほころばせて心から喜ぶ様子)

(『たまには難しい表現を使ってみたいよね病』が発症しました)


「ライアンも、ご苦労様。怪我はない?!」

「ああ・・・、大丈夫だ。・・・・・・」

「んっ?!どうかした??!」

なぜかライアンが無言で俺を見ていた。


「・・・いや、いい経験をさせてもらったよ。ありがとう」

「ああ、実戦の雰囲気を体感するだけでも、いい経験になるよね」

「そうだな・・・」

「じゃ、俺は事後処理があるから」

「ああ、お疲れ・・・」




※ ウィークリイ王国・王立学園、校庭

   ライアン・チューズデイ


マルグリッド王女様たちの方へ戻るアレックスを見送りながらマッティオに言う。


「よかったな褒められて」

「うん、どうやら僕の魔法のこと、知ってたみたいだね」

マッティオがニコニコしながら言う。

嬉しさが収まらないようだ。


「まあ、あいつは魔法の属性なんかで差別するような奴じゃないさ」

「うん」


うん、本当に、いい経験が出来た。

この礼は、次の武闘大会でアレックスに返すことにしよう。




※ ウィークリイ王国・王立学園、校庭

   アレックス・ホリデイ


『戦いは始めるよりも、終わった後が大変だ』とは、よく言われることだが、

改めて実感した。


負傷者の手当てはもちろんのこと、捕虜の王国軍への引き渡し(さすがに、

こんな大事になっては勝手に鉱山送りにするのは無理である)、荒れた校庭の

修復の手配、そして改めて王女様の護衛計画など、やることが多すぎだ。


遅い夕食を済ませてシャワーを浴び、ベッドに倒れ込んだ時、とっくに0時を

過ぎていた。


こうして、やっと俺の一番長い日が終わったのであった。

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