第二部22 戦い終わって・・・
しばらく更新をお休みします。
再開は来月になる予定です。
※ ウィークリイ王国・王立学園、校庭
ライアン・チューズデイ
「本当だったのか・・・」
噂では聞いていた。
ホリデイ家が王国の盾と呼ばれる、その理由を。
聞いてはいても、魔法の無効化なんて、本当に出来るのか疑問だった。
だが今、実際に目の当たりにしたのだ。
疑いようがない。
アレックスに剣で負けた時、魔法が使えるルールだったら・・・と
思っていたが、関係なかったということか・・・。
はっはっは・・・!
いいじゃないか!
単純なことだ。
奴に勝つには、純粋に剣で倒せばいいということだ。
と、俺がアレックスに対する闘志を新たにしていたところ・・・。
※ ウィークリイ王国・王立学園、校庭
マッティオ・マンデイ
おお~~~っ!!
アレックスお兄様、かっこいい!
ふむ、あれがこの前、僕が頭をぶつけた十手というやつか。
ぶつかっただけで、ものすごく痛かったもんな~・・・。
あんなので殴られたらたまらないよね。
あれっ?!お兄様、東屋に入っちゃった。
この角度からだと、よく見えないな・・・。
お兄様の勇姿を、もっと目に焼き付けておかないと・・・。
ポンッ
「へっ?!」
※ ウィークリイ王国・王立学園、校庭
アレックス・ホリデイ
敵兵を全員捕縛したという報告を受け、俺は東屋に入る。
コンコンッ
「もう大丈夫だよ」
テーブルの下をガードしている大盾を軽く叩いて言う。
ゴトッ・・・
大盾がずれて、シャルロッテが顔を出した。
「アレックス!大丈夫か?!怪我はないか?!」
「うん、俺は無傷だよ。兵士にも怪我人はいるけど、死者はいないよ」
「そうか・・・」
俺が差し出した手を取って、シャルロッテが立ち上がる。
ガランッ
ゴンッ
「あたっ!」
テーブルの反対側で盾が倒れ、メリンダの声がした。
あわててテーブルに頭をぶつけたようだ。
「ほらほら気を付けないと危ないよ!」
俺は、頭を摩りながら立ち上がるメリンダに言う。
そして、マルグリッド王女には、差し出した方と逆の手で、テーブルに
頭を打たないようにカバーした。
そういえば、某人気漫画家さんは、テーブルに頭を打ち付けたことが
原因で亡くなったんだったな・・・。
たった今、危機を脱したのにそんなことで怪我なんかしたらアホらしい。
そうだな・・・、用心するに越したことはないか・・・。
「俺の世界だ!」
最大範囲で魔法の無効化を展開する。
まあ、大丈夫だとは思うが念のためだ。
ポンッ
「えっ・・・?!」
ライアンの声が聞こえたかと思うと、周りが一斉にどよめいた。
ライアンの方を見ると、彼の側にさっきまでいなかったはずのマッティオが
ばつが悪そうに立っていたのであった。




