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第二部02 帰宅

※ ウィークリイ王国・ホリデイ家王都屋敷

  アレックス・ホリデイ


屋敷に入った俺にメリンダが抱きついてきた。


「お兄様っ!お帰りなさいませっ!」

ぽにょんっ


メリンダの胸のふくらみが俺のみぞおち付近に当たる。


半年ぶりに会ったメリンダは、いろいろと育っていた。

うんうん、お兄ちゃんは嬉しいよ。


もちろん、実の妹に対してヨコシマな考えなど持つはずがない。

純粋に成長を喜んでいるだけである。


ホントダヨ~~!


メリンダは俺に抱きついたまま、胸元に頬ずりをしている。

俺も彼女の頭を優しく撫でる。


「それぐらいにしておきなさい」

と母上。


「仲がいいのは良いことだけれど、私にも譲りなさい」

母上は、そう言って俺とメリンダを引き離し、俺の顔を見上げる。


「ほんとに、男の子の成長は早いわね・・・、少しかがみなさい」


素直に言われたとおり、かがんだ俺の頭を両手で引き寄せた母上は、

そのままその豊かな胸にはさみこんだ。


本日、2度目のむぎゅむぎゅである。


というか母上が、これをシャルロッテに教えたに違いない。

まったく・・・、何ということををしてくれるんだ?!!

・・・えっへっへっへ・・・。


「もうこんなに大きくなってしまって・・・」

胸の間にはさみこんだ俺の頭を撫でながら、ぽつりと漏らす母上。

少し寂しそうに聞こえた。


俺は、顔を少しずらして胸から開放された右目で母上の顔を見上げながら言う。

「母上」

「なあに?」

「後で膝枕をしていただいても、よろしいでしょうか?!」

「まあ!」


母上の顔がぱあっと明るくなった。


「もちろんよ、とりあえず着替えてきなさい。居間で待ってるわ」

「はいっ」


そして俺は久しぶりに、母上の膝枕を堪能したのであった。




明日からの本編が始まる前に、ここで一旦、状況を整理しておこう。


『たそこい』の主要キャラは、曜日の苗字を持っている。

なので、今のところ判明しているキャラを順に並べると、


日曜日・サンデイ王家:ジルベスター第二王子


月曜日・マンデイ侯爵家:マッティオ


火曜日・チューズデイ伯爵家:ライアン


木曜日・サーズデイ公爵家:フランチェスカ


金曜日・フライデイ侯爵家:シャルロッテ


土曜日・サタデイ男爵家:クラリス、ラザール


休日・ホリデイ辺境伯家:アレックス、メリンダ


となる。


ホリデイ辺境伯家(うち)だけ、曜日じゃないが、いろいろと特殊な事情が

あるので仕方がない。


俺が転生前にプレイした『たそこい』では、クラリスがヒロインだった

のだが、この1年間、彼女を観察したところとてもそうだとは思えない。


彼女がジルベスター第二王子と最初に会った時、バックに花が散って、

チャララ~~~ン♪なんて効果音と共に、


ジル「君の名は・・・」

クラ「クラリス・・・」


なんてのを期待したのだが、何もなかった。


その後も王子との関係が特に深まる様子もない。


というか、学園内の男性で彼女と一番親しいのは、俺だったりするんだよね。


俺に対する恋愛感情とかじゃなくて、シャルロッテと仲がいいから

結果的に俺とも一緒にいる時間が長くなったせいなんだが。


俺としても彼女はとてもいいだし、有能なので味方として取り込む

方針にした。


とりあえず、彼女の実家である男爵家に援助したりして恩を売っている。


というわけで、今のところ一番の問題は、未確認の水曜日・ウェンズデイだ。


俺の知っている『たそこい』では、子爵家でルーカスという男の子だったが

シャルロッテやフランチェスカみたいに女の子になってたりするのかな?!


まあ、いいや。


どうせ、明日になれば、わかることだしね。

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