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21 社交界デビュー その7

メイソン先輩に引率されてお嬢様方に近づく俺たち。


彼女たちの方にも学園の女生徒のサポート役がついていて説明していた。


「フェリア、そっちはどうだい?」

メイソン先輩がサポート役の女性の1人に話しかける。


「あ、メイソン、大丈夫よ」

答えたのは茶髪でポニーテールの髪型の快活そうな子だ。


おやっ?!

この感じは・・・。


「先輩、お2人は、特別な関係なんですか?」

お互いに呼び捨てだし、何より2人の間の空気がそう言っている。


「ああ、彼女は俺の婚約者だ。というかサポート役は全員が

婚約者どうしなんだけどな」


「あら?!さっそく『先輩』と呼ばれるなんて、もう仲良くなったのね」

婚約者さんが話しかけてきた。


「はい、アレックス・ホリデイです。よろしくお願いします」

「フェリア・ウィンストンよ。よろしくね」


メイソン先輩の話によると、以前、自分の伴侶はんりょ探しの方を優先させた

サポート役がいたそうで、いろいろと問題になったとのことだ。


「まあ、貴族として結婚相手を探すのは大事なことなんだが、役目を

たがえちゃダメだよな。ということで、それからサポート役は全員

婚約者どうしということになったのさ」


「相手を見つけた経験者ということでアドバイスもしやすいし、

お互いに浮気しないか監視できるでしょ」

フェリアさんが補足する。


「なるほど・・・」


先輩はマイルドな表現をしたが、たぶんとんでもないことをやった奴が

いたに違いない。

でないと、そこまでしないよな?!


「さて、そんなことよりお嬢様方をダンスに誘うんだ。

まずは、アレックスが手本を示してくれ!」


は?!

俺からかい?!!


まあ今回、社交界デビューする公爵家の男子はいないから、侯爵家の

マッティオと辺境伯家の俺が最上位だ。


そして、マッティオはちょっとナヨナヨしてイマイチ頼りない雰囲気

なので自動的に俺ということになるか。


「アレックス・ホリデイと申します。ぜひ私と踊ってください」

左手を腰の後ろに、右手を前に差し出し頭を下げる。


相手は、サーズデイ公爵家のフランチェスカだ。


妹のメリンダに申し込むというボケをやろうかと思ったが、

ウケそうにないので、やめた。


それに、攻略キャラの情報も欲しいしね。


「あなたがホリデイ家の・・・うわさ通りのお方なら、お相手するのも

いいですわね」

そう言いながら、俺の差し出した手をとるフランチェスカ。


エルフの上に公爵令嬢なので、そうとうプライドが高そうだ。


「光栄です」

そう言って、彼女の手を取りフロアの中央に進む。


俺にダンスが出来るのかって?!


もちろんだ!!


メリンダはもちろん、一緒に踊る相手に恥をかかせるわけには

いかないからね。


というか、我が辺境伯家においてはダンスは剣や格闘技と並ぶ

鍛錬とされている。


体力作りはもちろんのこと、バランス感覚を養うのにいいのだ。


と言ったものの、フランチェスカ、背が高いんだよな~・・・。


この年頃は平均的に女の子の方が発育がいい上に、エルフの血筋の

せいなのか、彼女はひときわ高い。


俺は平均より少し大きいぐらいなので、彼女とは10cm以上

身長差がある。


ええい!がんばれ俺!!

間違っても足を踏んだりするんじゃないぞ!!


というわけで、それなりには踊れた・・・つもりだ。


うん、見たかんじ彼女も俺に悪い印象は持ってないようだ。


ということで、一曲踊った後、

「よろしければ、少しお話しませんか?!」

と彼女を誘って、食事が用意してあるスペースに行く。


さて、攻略キャラの情報を彼女から引き出せるかな?!

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