第二話 神装使い
まだまだ文が下手なのでご了承下さい
ーBAFー東京支部
「アルファチーム!そのまま前進して!敵を殲滅して下さい!ベータチームは後方に複数小型使徒発見しましたので退路確保の為優先して撃破して下さい!」
オペレーターがそれぞれのチームに指示を出し、出撃しているチームがそれに従いつつバベルから出現した使徒を掃討している中、オペレーター室の中央座席に座っている 海堂支部長 に 東条綺音 は、必死に抗議していた。
「何故です!?海堂支部長!なぜ私を出撃させてくれないんですか!」
そう声を荒げ抗議する東条に海堂は落ち着いた声で答える
「今はまだお前がでる時ではない。現に今この支部で待機している神装使いはお前を含めたったの3名で残りは出払っている。これ以上手薄にすると万が一の時に対処が効かなくなる。」
海堂はそれだけを言うとまるで東条を無視するかの様に大画面のモニターに表示されている隊の状況をまた眺める。
東条がまた口を開こうとした時、オペレーターが慌て出す
「支部長!!大変です!デルタチームが大型使徒と接触!」
「なっ.....!」
東条が驚く。
モニターに映るデルタチームと表示されている丸のすぐ近くに大型使徒と表示された三角の印が表示されている。
少し考え、海堂は口を開く
「...デルタに神装は何名いる?」
「2名です。」
「2名で大型使徒は危険だな....。よし、撤退..」
海堂が言いかけた時、モニターのデルタチームの背後....デルタチームが大型使徒と丁度挟まれる様な位置に1つの点が表示される。
「!?しょ、正体不明の反応を確認...!この反応は....神装使い!?」
「付近の部隊からか?」
「い.....いえ。他のチームから神装使いが離脱した報告は...!」
そこで東条が会話に割り込む
「海堂支部長....。私に、私にその神装使いの調査および救援に行かせて下さい!お願いします!」
頭を下げる東条にさすがに参ったのか海堂は少し間を置いてからため息を吐く
「わかった.....。だが、必ず全員を連れ帰るんだ。これは命令だ。必ず遂行しろ。」
「......はい!」
返事をすると東条は部屋を急ぎ足で出ていく。それを見届けた海堂は椅子に深く座り、モニターに再び目を向けた。
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東条はオペレーター室から急ぎ足ででると階段を登り、通路を抜け、ヘリポートへと出る。
ヘリポートにはすでにヘリが飛ぶ準備をしており、東条はそれに乗り操縦士に伝える。
「出撃許可が出たわ。デルタチームの救援と調査。すぐに出発して!」
「了解!任せて下さい!」
そう言って操縦士は親指をグッと立て笑ったあと、真剣な表情に戻り前を向く。
ヘリはどんどん上昇していき、あり程度の高さになると目的地に向け進み始める。
東条はいつでも戦える様に準備をし、一刻も早く目的地に着くことを願った。