表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
chain 魔法と悪魔編  作者: 神崎美柚
Ⅲ 行動開始
28/35

28 認定試験

 師匠の気が知れない。あの土の魔法使いを懐柔する気なのだろうか。いやいや、ないない。あんなに強い魔法使い、それも古代魔法使いならば殺したくなるぐらいだろう。

 師匠と再び接続されるまで私は退屈だった。だから私は別館の部屋にいた。しかし、突然連絡が来た。


《今からヴィザート様のところに連れて行くから》

《ええっ!? 》


 ヴィザート様とはお偉い方──つまり、この人が認めなければいつまでも自称魔法使いなのだ。私も最近までそうだった。

 師匠はあの恐ろしいヴィザート様と仲良しなのだろうか。下手したら殺し合いが始まりそうなのだけれど。

 ヴィザート様と初めて会ったのは認定試験を受ける時。高等部の卒業前に必ず受けなければならないが、合格者は中々出ない。天才を見極めるために行うらしい。そして、審査の結果次第では難関コースに合格していても落とされるという未来を決める試験でもある。

 私はあの時、自信たっぷりだった。友達のメグにも合格してみせるよ! 、と話したりしていた。(メグは冗談だと思っていたらしい。)

 でも──。


「君には才能が違う方向にある。火以外はさっぱりだ。今すぐとは言わないが、誰かに弟子入りすべきだ」


 私をにらみながらそう言ってきたのだ。それはそれは怖かった。メグもメグで何か言われたらしく、泣いていた。


「メグ……大学では別だったもんなあ」


 メグは結局、その審査が影響したのか難関コースから落ちてしまった。私は難関コースだったため、非常に忙しい日々を送った。

 それに、そこで出会ったのが師匠だった。基礎魔法が相当おかしい、と最初は怒られてばかりだった私も、師匠から習ってましになった。

 そして、今では古代魔法も少しは使えるようになった。でも危なっかしいみたいだけど。


「師匠……まだかな」


────


 私は今すぐ『鎖』を倒し、逃げ出したかった。しかし、そうすればリサテアに危害が及ぶ。


 私は葛藤していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ