第三章:龍VS光晴
「アップorダウン?」
「サーブあげますよ」
(あかんわ・・・なめられとる・・・)
って思いながら龍はベースラインまで歩いて行った
「おい、剣心!おまえ審判やれ」
「了解、副部長さん」
そして剣心は審判台に登り
「おー、見晴らしいいなー。じゃあ、ワンセットマッチー」
「いくぜ?」
「こい!」
龍はふつうに動作でふつうのスピードでふつうのサーブを打った
(なんだ、遅いじゃんか。これでもくらえ!!)
「ライトニングボルト!!」
ジグザグに進むボールが龍に向かう
だが龍は動かなかった
「0-15」
「どうだ!!」
「いい球もってるな。だが・・・」
龍:「here we go. silent wind!!」
(いくぜサイレント・ウインド )
そういいながら龍はサーブを打った
そに打球は音もたてずに光晴の横を通り過ぎた
「なんだいまの・・・。ボールが見えなかった・・・!」
「15-15」
そして、
光晴はそのままリターンできずに、一ゲームを取られた
「ゲームカウント1-0
光晴サーブ」
光晴が打ったボールは
地面についた途端に跳ね上がった
「おお、キックサーブ!!」
「雨竜、あれはツイストサーブ違うん?」
「ああ。ツイストサーブはカーブする方向とは逆に跳ねるサーブ。キックサーブは跳ね上がるが、ボールの軌道は変わらない」
そのときだ。
「airサイレント・ドライブ」
龍がジャンプしながらボールを打った
ボールはまたもや音もたてずに光晴の横を通り過ぎた
「0-15」
「くそ・・・」
光晴はまたキックサーブを打った
だが、またairサイレントドライブで打ち返された
「0-30」
光晴はすごくイライラしてるらしく
ラケットを地面に投げつけた
・・・・「0-40」・・・・
「ゲーム。ゲームカウント2-0」
・・・・・ゲームカウント3-0」
・・・ゲームカウント4-0」
・・ゲームカウント5-0」・・・
「ハア・・・ハア・・」
「0-40、龍!マッチポイント」
光晴はふつうのサーブを打った
すると今まで無言だった龍が口を開いた
「最後やし、みせたろ!LV2!!」
龍の周りのオーラが変わった
そして、ふつうのストロークが試合を終わらせた
「ゲームセット6-0!龍の勝利ー」
「でたー、龍ちゃんのLV2。
あれはLV3まであるんだよー」
その言葉に何故か陽介は笑った・・・
健が飽きれながら言った
「浩介、おまえはいつもはしゃぎすぎ」
光晴はすごく落ち込んでいるみたいだ
「ありがとうございました・・・。あなたが強い事、よくわかりました・・・」
「ええよええよ。わかってくれたらええねん」
龍はちょっとでも励まそうと明るくいうが・・・
「副部長、おれ、サーブ練習してきます・・・」
「ああ。わかった」
そう言って光晴は歩いて行った
「龍、おまえ、手加減してただろ?」
「あ、やっぱり魁星にはばれてた?」
「あほ、みんなにばれてる」
健は冷静に突っ込む
「でもよかったよ。ふつうにプレイできるみたいだし。
頑張って全国制覇しよう!」
「おお!!」