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趣味で小説を書いてる私……小説通りに行動すれば結ばれますか?  作者: 真昼


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1/1

Ep.1

私は雨宮憂(あまみやうい)。

つい最近高等学校に進学したばかりの高校一年生だ。

そんな私には誰にも言えない秘密がある。

それが中学生時代から小説を書いていることだ。

タイトルは「元々恋愛に疎い私ですが、彼に振り向いてもらうために攻めたいと思います」だ。

何故、小説を書こうと思ったのか。

それは、私が小説が好きで、書いてみたい。が表向きの理由。

裏では私と、好きな人の妄想を別キャラにして字面として書き出したかったのだ。

私は今も信じている。

この物語の主人公と同じ行動をすれば彼に、好きな人に振り向いてもらえると。

「憂おはよ〜」

「あっうんおはよう」

私に話しかけてくれたのはこの世界でただ1人、私が小説を書いていることを知っている中学生以来の友達だ。

名前は白井灯(しらいあかり)。

私の憂鬱の憂と灯は正反対な気もするが、気が会うのでそこは気にしない。

「うい〜っ一時限目って何?」

「国語?かな」

「国語って確か───」

そこまで言って灯が顔を曇らせる。

「短編、中編もしくは長編小説を書くみたいな授業って友達が言ってたんだけど」

「そうなの?」

私は初耳だった。

「憂はそのまま出せばいいじゃんwebで書いてるあの作品を原稿用紙に写してさ」

「え〜原稿用紙何百枚いるかわかんないよ?」

「何文字あんの」

「さぁ、でも確かなのは文庫本を何冊か出せるから四百字詰め原稿用紙、二百枚以上必要だね」

チャイムが鳴る。

つまり一時限目が始まる合図だ。

「さぁみんな〜席について」

国語の担当教師が入ってきた。

「それでは始めますお願いします」

「「お願いします」」

学級委員の号令で授業が始まる。

「みんな、耳が早い人は聞いたと思うけど、これから国語の授業では小説を書いてもらいたいと思います」

「はぁ?」

クラス1のお調子者男子が楯突く。

「短編、中編、長編。そしてジャンルを問いません。書けるだけ書いてください。ちなみに普段小説を読まない人に説明すると、短編小説とは、千文字から四万文字で完結する短い小説のこと。中編小説とは三万文字から八万文字で完結する小説のこと、長編小説は八万文字以上で完結する長い小説のことを言います」

説明する先生の圧にさっき楯突いたお調子者も後ろへ後ずさる。

「長編を書く人に注意ですが、8回ある小説の授業中に書けるところまで書くこと、また、個人で提出、どこかに投稿してるなどの場合は最初のところだけ書いてもらうと投稿サイトで調べて読み、評価をしたいと思います」

「だってさ憂」

灯が小声で囁く。

「でも、私が小説を書いてること内緒だからさ、先生に言うのは……」

「じゃあ短編でも書く?」

「そうしようかな」

「みなさん、ペンネームじゃなく、本名で提出してくださいね」

そこで先生の話が終わり、みんな頭を抱え出す。

「あ゛あ゛ー名前、どうしよ」だったり、「ここに伏線を張って」などと言う中編、長編を書く匂わせをしている人もいる。

私はその中を真っ直ぐに進み、原稿用紙を二千文字分……五枚手に取る。

「は?雨宮、もう書けんのかよ」と原稿用紙の置いてある教壇の近くに位置する男子が言う。

私は脳内ですぐに組み立てたプロットが崩れないよう無視をする。

そして机に向かう。

次回のEp.2では憂が書いた短編を載せたいと思います、


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