競争の意義と勝利の報酬から見たこの世界
「前を走る先駆者 掲げた目標 目まぐるしく移り変わる周囲の世界 競争とは物語の変革であり 報酬とは世界を変える鍵を手に入れる過程である」
この世界には大きく二つの戦いがある。それは自分との戦いと、周囲との戦い。間違えないで欲しいことは、戦いとは攻撃のことを指すのではないということ。戦いとは、自分が欲しいもの、成し遂げたいことを実現させるために行う行動の過程であり、自分の物語に新たな色を付け加えるということでもある。人は戦いを通じて世界を拡張し、新たな色を世界に残す。その積み重ねが今の世界を形作る原動力となった。戦いとは世界への参画であり、自分が欲しい色を世界に残す行為でもある。
人が戦うためには報酬が必要だ。報酬とはその戦いの結果、何を得られるのか。そしてその得たものでどれくらいのことが出来るのか。それはお金であったり、名誉であったり、その過程で得られる経験や技能、感情的な報酬であったりする。あなたはこのような経験をしたことはないだろうか。頑張って取り組んだことが評価されて嬉しかった、テストで良い点をとれてほっとした、仕事の報酬を渡されて誇らしい気持ちになった。これらは全てあなたが戦いによって手にした報酬であり、次の価値を生み出す原動力でもある。
報酬を得るために人は戦いに挑む。しかし、世界は広大でエネルギーは有限だ。あなたはこの世界に生き、世界を変える力を持っている。それはこの世界に生きている人全てが持つ権利で、見落とされがちなことでもある。あなたは戦い、報酬を得る。戦いによってあなたの世界は開拓され、その戦いで得た報酬によって出来ることが更に広がっていく。
大切なことはあなたがどのような物語を歩みたいのか、そのために必要な戦いと報酬がどのようなものであるのかを理解すること。そしてそれを自分だけの地図として落とし込むこと。戦いは常に状況が目まぐるしく変わる。あなたが抱く想いも、それを取り巻く周囲の環境も目まぐるしく変わっていく。大雨の中で自分の声が聞こえにくくなるように、利害関係や感情的衝突、環境変化に晒され続ける中で人は自分の声を忘れてしまう。
もちろん、全ての人がそうではないかもしれない。この世界には大雨の中でも歩ける人はいる。だが、それを全ての人に求めることは現実的ではない。当初抱いていた想いが大雨によって変質してしまうこともある。だからこそ、地図を作ろう。その地図は紛れもなくあなたが抱いた想いそのものだ。完璧な地図である必要はない。地図とはあなたが行きたい方向に導いてくれるもので、何が必要なのかを教えてくれる羅針盤でもある。
あなたが作った地図にはあなたが歩みたい人生と、その人生を実現するために必要な報酬が載っている。地図をもとにあなたの物語に必要な報酬をひとつ一つ集めよう。何と戦い、何と戦わないのかを区別する。何が必要で、何を必要としないのかをはっきりとさせる。そうすることで、あなたが歩む人生という名の物語はよりはっきりとしたものになる。
戦い尽きぬこの世界で懸命に生きるあなたに敬意を。あなたの戦いはその大小を問わず世界を押し広げる原動力になる。どうかその戦いがあなた自身を、あなたが生きるこの世界を少しでも癒すものでありますように。今日もあなたという火が、この世界に灯っている。




