勝利の灯火、闇夜を照らす
『輝く灯火 無数の世界 胸に抱いた真なる冠 その在り方は、世界に真を問うでしょう』
私たちが生きるこの世界は競争に満ちている。人は常に生きる意味を模索し、競争という嵐の中に身を投じる。あなたも今、その中にいるかもしれない。雷鳴や暴風が吹くこの嵐の中では、どれほど頑強で凄まじい存在であっても膝をつくことがある。四方から押し寄せる轟音で方向を見失うこともある。その時は、どうか深呼吸をして落ち着いて欲しい。
大切なことは、その嵐とどう向き合うかを自分で定めること。距離をとってもいいし、その嵐をあなたが持つ剣で打ち払ってもいい。選択肢は常にあなたの手の中にある。それが難しく感じても心配はいらない。あなたの火は、あなたの中で燃え続けている。胸に手を当てて自分に問いかけて欲しい。人と語らい、作品と対話してみるのもありだ。重要なことは、何があなたの心に熱をもたらすのかを知ろうとすること。それが分かれば、あなたの中の火は燃え上がり、あなたの進む道を照らす光となる。
大きなことを為そうとした時、一人の力だけでは届かない場所もある。それは人として当然のことで、世界を広げてくれる希望でもある。あなたが歩く道のりの中で、あなたは多くの人たちと出会う。笑い合い、喧嘩をし、道を違えることもあるかもしれない。だが、それはあなたが紡いできた確かな縁だ。その縁は、あなたの心に確かな土台を築く。人と関わるということは、世界を広げるということ。世界が広がれば、見えることも、出来ることも格段に増える。人と関わることが苦手でも心配しなくていい。何かを考えたり、作ったりするだけでも、あなたの世界は広がっていく。人ひとりがいるということは、世界がひとつ存在するということ。世界がひとつ存在するだけで、救われる未来はある。
大勢の人たちと関わり、走るその道中であなたは沢山の在り方を見ることになる。在り方とは王冠のようなもの。全ての人が心の中に王冠を持っている。太陽のように輝く者、大海のような深さを持つ者、嵐を屈服させる者と出会うかもしれない。逆に嵐の中でうずくまってしまった者、道を見失い立ち尽くしてしまった者、自暴自棄に陥ってしまった者と出会うこともあるだろう。両者は全く違うものに見えるかもしれない。だが、同じ人間だ。人は強さも弱さも両方を持っている。太陽のように輝いていても、その陽が陰ることもある。嵐の中でうずくまってしまった人間が、立ち上がり、嵐を晴らすこともある。人は生きている限り、その在り方を自分で定めることができる。
嵐の中で懸命に生きるあなたに敬意を。あなたが持つその冠は、他の人が持つことのできない唯一のもの。いつか、あなたは自分が生きるこの世界に答えを見出す日が来る。願わくば、あなたの冠が、あなたを、あなたが生きる世界を温めてくれますように。今日もあなたという火が世界に確かに灯っている。




