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 それを見た時、初めはおかしくて笑いそうになった。

頬にはぐるぐると口紅かなにかで渦巻きの落書きがしてあり、眉は極太、アイシャドウにはド派手な紫と出来の悪いピエロのようだ。



 次にそれを見た時、人形だろうと思った、いや思いたかった。化粧されたそれは首だけで置かれており、本来胴体にくっついている手などのパーツがバラバラに置かれているのだから。こんなのが人間であるはずがないと。



 だがそこにあるそれは間違えなく人間だ、いや、人間だったものだ。



 バクバクと激しい動悸とともに全身の血が巡る。カバンからスマホを取り出し操作しようとするが手が震えてなかなか上手くいかない。




 (早くしなければ他の奴らに先を越される!)




 震える手でスマホのカメラを起動し、録画を開始した。

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