過去編 暴露
「アンタさ本当バカじゃないのw グフフフw、ホントに騙せるとは思ってなかったわww」
「えっえ?」
「だから今まで茶番はは全部嘘ww、全部あんたをいじめるためのの演出に過ぎないんやからw」
「じゃあ、一緒の帰ったのも?」
「はぁあ〜、あんたさ、そんなのもわかんないわけ?w」
「アンタの家を燃やすための時間稼ぎででしかないでしょww」
「ウソ......」
それを知って、今まで抑えていた悲しみが怒りの感情によって、湧き出したようだった。
今まで溜め込んでいたものが全て吐き出るくらいに泣き出した。
「ウッッァァァァァァァァァ、クッソガァォォォォォ」
(なんでだよ???、オレの妹や母はオレのせいで焼け死んだことかよ???」
まさにコレは焼けるような罪悪感だ。
葉子に裏切られた事や、家がコイツらに燃やされてる事、色々な事象が野髄に直撃し、混乱していた。
「すごかったぜ、お前の母さん俺たちが家に火をつけた時スゲー焦ってたww、すげえエロかったしそのまま犯せば良かったかもしれん、ガハハハハハハ」
「やめろ!!!剛毅!!」
「てか何、お前さ妹いんの?」
(まさか...)
「燃え広がんのが遅すぎたからさ...、お前の妹に直接火つけたったw最高だったぜ、叫んだり必死に消そうとしとったけど、無理に決まってるやんw」
(「痛いよ...熱いよ...お兄ちゃん...」クッッソふざけるな...コイツら絶対殺してやる...)
ゴメン...ゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメン
世の中の吐き出しそうな理不尽さ、その元凶であるこいつらに復讐してやると、母、妹、自分が受けた、苦しみの分だけクソやろうどもに報いを受けさせようと思った。
怒り狂った僕は、屋上に落ちていた鉄ピンを掴んで、虐めグループに寝返っていた剛毅の腹に刺した。
赤い鮮血は、真っ白な屋上の床に飛び散った。
取り巻きは悲鳴をあげ、
「つっコイツ調子乗りやがって...覚えとけよ...」
以前は全く抵抗しない都合のいいやつが、急に反抗したのを焦ったのか、それとも素手だと大勢でも勝てないと思ったのか、今日は皆帰ってしまった。
剛毅を刺した時、自分の中の強い理性が壊れた気がした。
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