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夕焼けの端っこ

作者: 有朱

息苦しくなって、写真を撮りに行くのを言い訳に家を出た。自分のデジカメは充電切れだったからの、お父さんのを持ち出す。サンダル引っ掛けて近所を走り周った。息が物理的に苦しくなって、普段走らない分足が痛くなったけど構わなかった。胸に提げたレフは重く、ブンブン揺れるのを手で抑えた。

辿り着いたのは、高台から降りる階段だった。膝に手を当てて息を整える。野良猫が威嚇してくる。でもどうでも良かった。ハッと顔を上げ、夕焼けに目を奪われた。

そこにあるのは、曇天の隙間から漏れ出る朱色の光。美しく、切なく、儚く、強い光。眩しかった。それでも居た堪れなくなることは無かった。久し振りにこんなにも美しいものを見たかもしれない。私は笑った。心の底から笑みが溢れた。

家に帰る道は坂道なのに、足取りは軽かった。息苦しく詰まりそうな感情は何処かへ消えてしまった。早く書き留めて、シャッター切るだけで足りない喜びを忘れない様にしたいと思った。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 細かく情景描写がされていたのでイメージしやすかったです。 [気になる点] 出来れば改行はしていただきたい。 短い文章でしたのでさほど気になりませんでしたが。 [一言] 主人公は何か嫌な事で…
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