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ラズベリー  作者: おまみ
6/9

第六話

なんかあいこさんと話してて心が温かくなった。

「ほっ」って言うのかな?いや、「ぽか」の方が合ってる。

でも、あいこさんといると安心する・・・


う〜ん。。。なんだろ。。。この気持ちは・・・。

恋?んなわけないさ。



精密検査がまたあった。

『問題なし』だそうだ。このしょうもない病院から退院だ!!

嬉しい!!


退院は明日。あいこさんも来るし・・・いろんな人がくるだろな・・・




そういえば・・・僕の記憶ってどんなのだったんだろ・・・?



「なぁ・・・」


何もない空に話しかけては泣いた日が何日もあった。

でも、今ならどこまでも飛んで行けそうな気がする。




行ってみるか?ドコマデイケルカ。



よし、よーいどんだ!!


心の中で思って思いっきり走ってみた。誰よりも早く。

そして、人の中を駆け抜けた。



久しぶりにしては・・・だいぶ走れたほうだ。


明日の退院の日はどうなるかな?



       ー退院当日ー

退院当日

僕は花束をいっぱいもらい病院をでた。

「これからもお元気で。そのうちに記憶は戻ります。なので、それまでは自由に指してあげてください。それと・・・ここは・・・」



お母さんと話してるや。ながったるいな・・・よし、あいこさんにでも会いに行こうか。


「あ、あいこさん」

「あ、ヒロシじゃない。どうしたの?」

「退院したんです。それで、この花束いらないんで貰って下さい。」

「あ!!いいの?かわいいな〜。ねぇ。退院祝いに、アイス食べに行かない?」

「あ、いいですよ。アイスかぁ・・・久しぶりだなぁ・・・」


と、言う事で行く事になった。


「すいませーん。アイスくださーい。ヒロシ何にする?ほら!!いっぱい種類があるよ!」

「何しようかな・・・?」

「んじゃ、あたし、ラズベリー!!」

「んじゃ、僕もそれする。」



ラズベリーアイスは、ねじれてるような、、、甘すっぱいような、、、変わった味だった。


「ねぇ。。。もし、あたしがヒロシの事が好きだって言ったらどうする?」


「えぇ?!」


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