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ラズベリー  作者: おまみ
5/9

第五話

      −1−


僕は鬱になった。

急に、昔の記憶が、出てくるのは“フラッシュバック”と言うそうだ。


頭が痛くなるのも、記憶喪失の影響らしい。



よく、わからない。



「痛っ!!」


まただ、フラッシュバックだろうか・・・。


前と同じだ・・・。トラックにはねられる。





「ふぅ・・・。」


治まった。そういえば、泣いたあの子あの日から来てないな・・・。




ガラガラガラ・・・


ドアが急に開いた。だ、誰だ?!

思わず、身構えた。


あの子だった。






    ー2ー

「?」

あの子は首をかしげたまま、花瓶を持って、水をくみにいった


なんで、身構えたんだろ?

人が怖いのか?!僕らしくないな。


「ははは」


笑ってみる。けど、何も変わらない。

変わるのは、世界だ。


あの子が帰ってきた。



「水、くんだよ。」

顔いっぱいの笑顔で言ってくる。なんで、この子はこんなに優しくしてくれるんだろ?



「ありがとうございます」

一応敬語で・・・。



「もう、ヒロシらしくないなぁ。あはは」

「あなたの名前はなんて言う名前なんですか?」

「ん?あたしはね、あいこって言う名前。一応ヒロシの彼女だったんだよ。

あ、敬語じゃなくてもいいよ。」



そう言われてもなぁ・・・。やっぱり、僕は人が怖いんだな。

改めて実感した。



「あ、えーと、あいこさん、これからもお願いします。」

「まだ、敬語じゃん!!あはは。よろしくね」



笑うと、えくぼができてる、彼女の事を見てると、

なんだかこうゆうのもアリだなって思った。


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