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ラズベリー  作者: おまみ
4/9

第四話

     −1−


なぜか急に頭が痛くなったりする。けれど、すぐ終わる。


医者に呼ばれた、僕は「一過性の記憶喪失」と、言う病気らしい。


一過性の記憶喪失とは、一時的に記憶が途切れるという事。

睡眠をすれば治るらしい。原因はわかってないそうだ。


しかし、僕はさっき寝てたはずだ。それなのに、記憶は戻ってない。


どうゆうことだ・・・?


昔の事を思い出してみる。


僕は中学校に入って、、、えーと・・・

ここから先は霧があるように、全然わからない。




・・・今何歳なんだ?



「あの、僕って今何歳なんですか?」


人が怖かった。頑張って聞いてみた。

「あぁ、君はね・・・14歳だよ。」


と、言う事は、僕は2年間の記憶がないのか・・・?



    −2−



気づいたら走ってた。

思いっきり走ってた。なぜか、道はわかった。



「痛っ!!」


頭が急に痛くなった。その場に僕はしゃがみこんだ。


なぜか、トラックに当たる。そんな場面が出てきた。






こ、怖い。助けて。だれか助けて。


体が震えだしてとまらない。涙が出てきた。


「だ、誰か・・・」


つぶやいても人は来ない。


怖い・・・。

孤独という名の壁にぶつかった。


時間がたって、僕はマシになった。

けど、まだちょっとしんどい。



「これからも、一人で頑張らないとなぁ。」


一人で呟いて、笑った。



    −3−


病院に帰った。いろんな人が迎えに来てくれた。

すぐに、精密検査をした。


看護婦さんに

「これを読んでみてください」

と言われた。



・・・なんだこれ?変な文字が書いてある。


こんな文字読めるか!!思わず、僕は怒ってしまった。



「なんですか?これ?」


半分怒って聞いてみた。

「あなたの名前の漢字です。」


・・・かんじってなんだ?!


しゃべってた言葉はなんとなくわかってたけど、かんじってなんだ?!


わからない・・・。



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