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四限目 私達の関係

 武道場で皆(仲間)が夜の稽古を始めていた。私はひとあしさきに稽古をやったから、少々の時間をとれることになった。皆が竹刀を持って空振りの練習をしている中、私は休憩の15分前に武道場から出て3階の男子寮へと行きました。皿をふいてる時、生意気に腕を組まれて「8時になったら俺ん所こい」そう言われて、腹立たしく思いながらも階段をせっせと上がって行った。

 3階は埃ひとつ落ちてない程綺麗で、あの男子が住んでいるとは思えなかった。電気のスイッチを何回かパチパチと動かしてみるけど、電気はつかず。変な所が抜けているな、と思った。

 前へ進み、2年生とかかれた札のドアをあける。光がもれて四角く廊下がかたどられていた。


「入るわよっ」


 少しだけあけて、大声で中に向かっていい、次に大きくあけた。


「変な開け方するやっちゃなぁ」

「うるさい!」


 ぐっと顔に皺をよせてどなってみる。

 中に入ると、女子寮とまた違う感じの部屋があった。たたみが台の上にあり、靴を脱ぐ所で段差になっている。それは女子の部屋と変わらないのだけれど、雰囲気が全く違った。男子(あせ)臭くもなくたたみが黒ずんでいたりもしなかった。清潔さがあるんだなぁと思うことはコイツがいてはできなかったのだけれど、今思うと女子より良い部屋だったのかもしれない。布団はきちんとたとまれ、すみによせてありいくつかの段になっている。そして、これまた埃ひとつみあたらないので驚きだ。

 アイツは、唇と鼻で鉛筆をはさんで何かを深く考えこんでいるようだった。


「で、用って何?」

「明後日、格闘技の先生に皆の稽古結果渡さなきゃならねぇだろ。

 それの判定、俺達が決めなきゃいけねぇじゃねぇか」

「もしかして男女合同で決めなきゃいけないのっ!?」

「違わい。女子から見て、俺達の頑張りどうだった? 見てただろ」

「あぁ……」


 私は息を大きくすいこんで、すがすがしく笑顔でこたえてやる。


「見てない!」

「うぎゃぴゅっ!!」

「あははははっ」


 胸をはってうんぞりかえって笑って、アイツを見返してやった。


「嘘つけぇっ! 見てたじゃねぇかっ。俺達の稽古をよぉっ」

「それが、私は見てないのよ。他の皆は見てたらしいんだけど、

 私2号館のダンスチームの吉田君見てたのっ。ごめんなさいねぇっ」

「な、なんでい……!!」


 アイツはあぐらをかいて、そこで肘をついて少し悔しそうな表情を浮かべていた。私は笑いが止まらなかったんだけど、なんとか止めてたたみに上がりこんで稽古結果の紙をのぞかせてもらった。


「おいっ。やめろって! 見るんじゃねぇ!!」

「いいじゃないっ、結果的には私達見せ合いっ子することになってるでしょ!

 これからの女子の活動の参考にさせてもらうからっ」


 アイツが必死に紙を私から遠ざけようとしている。でも、私はその紙を必死にとろうと子供のようにはしゃいでいた。この時、私達の体が今までになくひっついていたことを書いている今知った。こんなことぎくしゃくした関係なら、絶対にできないんだけどなぁ……。

更新してなかった;;


私、松竹梅 たかねって名前で占ツクいるんけど


そこでも5,6小説作ってるから遊びにきてねww

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