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二限目 二階のトイレの謎

こんにちは、皆さん。格闘技部の二年生をしきる床ノ(とこのま)紅里(あかり)です。

 この作品は、松竹梅 たかねドームより誕生した「200代目のChinaBoy ~Right!!~」をインターネットを通じて発表させていただきます。実際に存在する人物や集団とは何の関係もないフィクションとなっております。

 今回はこの作品のヒロイン、床ノ間 紅里がナレーターを務めさせていただきます。

 頑張って書きますので、ぜひ最後までご覧ください!


 大学院の二階の女子トイレの右側は、使用禁止の札がずっと貼られています。何故かはだぁれもしりません。ある先生は幽霊がでるとか言ってるし、もうひとりの先生は殺人があったんじゃないのか、と答えます。

 あの二階のトイレではたまにですが話し声と息をする音が聞こえます。誰かいるんですか、と声をかけた学生がいるのですが息をする音しか返ってこなかったそうです。


 今回は、床ノ間 紅里と剛力 九大がこの謎を解決します。床の間 紅里は小さい頃から仲間想いのしっかり者で皆のまとめ役になることも多く、しかも目が大きくてパッチリ二重。あごも大きくでることなく、歯も矯正はしていないのにちゃんと並んでいる美少女です。鼻も高く、色白、スタイルもかなりよく、おまけに腹筋も割れている容姿端麗の美少女で「容姿端麗」という言葉がふさわしいでしょう。ただ、おしいのがショートカットで髪の毛がさらさらなのがアピールできないところでしょうか。

 それに比べ、剛力 九大はちゃらんぽらんで女心も未だにわからずおまけに視力が悪くコンタクトです。喧嘩をしている時に何度コンタクトが外れて、何度一緒に探したことか……。迷惑をかけるのが上手なずるがしこいのが取り柄な奴でした。


「いい? 今日は私達で二階の女子トイレの秘密を探るのよ!」

「ええっ!」


 二階のトイレが不気味で先生も手をつけないので、ここは生徒達が動き出さないといけないことになりました。と言っても、生徒は三号館を使用する二年生の拳法部員が中心です。ここは遼の人も使うし、夜なんか怖くていけないからわざわざ階段を使って一階か三階に行かなくてはいけないからです。

 二階のトイレの謎を解くのは、たったの三人だけ。道着を着て、掃除で使うモップや竹刀を持っておそるおそるトイレに向かいました。肺に入ってくる空気が私達の体をぶるぶると震わせました――。正面の窓から入ってくる赤色の光が緑の廊下に私達のぼやけた影を作り出し、より一層不気味さをひきたてました。


「ごくり」


 私達は覚悟を決め、一歩一歩トイレの中に入って行った。そして、


「行くわよ!」


 使用禁止と書いた紙を見る暇もなく、私達はトイレのドアに手をかけて中を見た。壁はもうとりはらわれてなかったからよく見渡せたんだけど、そこにあったのは、――――なんと人間の骨だった。真っ白の、人間の骨が首をかしげてそこで寝そべっていた。身長は150cmくらいだろうか。


「いやああああっっ!!」


 私達は赤色にそまる廊下を駆け抜けて、皆の待つ道場まで叫び続けた。二号館の暗いメロディーが丁度なり、心を余計に震わせる結果となった。この体験を解決しようと提案した私達だったんだけど、結局解決したのは――。



「そうだ! それなら男子格闘技部の剛力 九大君に解決してもらいましょうよ」


 私達は、見てきたものをなるべく繊細に残りの2年生の部員に話した。

 あわてた口調だったから説得力はなかったのか、4人は落ち着いて聞いていました。

 

「えぇ? アイツに?」

「だって、九大君は頭脳明晰、肉体最良、運動神経抜群、おまけに才色兼備だとかぁっ」

「美子はすぐそうやって人に他の頼るんだからぁ」


 美子(みこ)はてへへ、と舌をだして笑う仕草をした。大学院のに入った時から美子とは知り合いなんだけど、全然成長しない、格闘技のお荷物的存在でした。それに、思っただけで腹が立つ剛力 九大という名前までちゃっかり出してきた。大学生の時から結構からかわれてきたからアイツに相談するのは抵抗がありました。


 授業の終わった道場で私達7人だけが会議をしていた。これは2年生の、下着が盗まれるよりも大事な問題である。一刻も速く解決しなければいけないんだけど、皆で骨を片付けられるほど度胸も勇気も備わっていませんでした。ましてや、こんな事実が知ったら暮らしている二階に上がれるはずもありません。どうしよう……。


「もうすぐ大事な大会があるって言うのに……。

 こんなことがしれたら中止になりかねない」

「クレープだと思って食べたら、漬物をくらった感じだわ」

「……」

「ねぇ、紅里ちゃん。男子に頼みましょうよ。

 きっと、解決してくれるわよ」


 皆が私を見ている。その目は、頑固として動かない私にお願いをする目でもありこれからの生活を心配するか弱い目でもありました。私は肺に空気を入れて、


「わかったわ!!」


 アイツに頼ることを宣言したのでした。これから、これ以上悪いことにまきこまれないといいのですが――。

 私は、手をあわせて喜でいる仲間を見て、そう断言したことで何かがスッキリしたことについて、安心して少し笑みがもれました。仲間が幸せそうな顔をしているのを見たのが一番の理由でしょうけど……。

数字が統一されてねぇwww 一と1、二と2、三と3、4と四とかねww

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