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第7話



ボアが立ち去ってからしばらくして、倒れてる三人の元へ歩いていく。


まずは最初にやられたフリーザの元へ行ってみよう。


「うぉ・・・生きてるし、腐っても勇者の子孫か」


てっきり死んだと思っていたのに、フリーザは生きていた。まぁ意識はないし虫の息っぽいが。


「さて、生きていると言う事はおちょくらなくてはいけないが!まずは金目の物を漁るか」


と金色の鎧を剥いで行き金目の物を探す。


「あれ?お金は持ってないんだな、まぁいいや。鎧と剣だけ貰っておくか・・・さて次はっと」


鎧の下に着ている服を切り裂いていく。え?何故かって?もし生きて戻れた時に恥をかかせるためだよ!


男の裸なんて見たくも無いが俺は人をおちょくるためなら我慢する!我慢するさ!もちろんパンツもちゃんと切り裂いておくよ?


「・・・小さっ!」


おっと思わず声が出てしまった。何がとは言わないが俺のキャノン砲に比べて余りにも小さいからびっくりしちゃったぜ。その大きさはポークビッツ以下と言っても過言ではないだろう。



さて、次は金髪縦ロールのジュリアか。


「ふむ、こいつも生きてるのか」


まぁ、どうでもいいけどね。早速金品を頂かないと、とりあえず鎧を脱がせて・・・


「おっ!あったあった!お財布発見っもちろん全額ボッシュートです」


うっほほーい!重さ的に結構ありそうだ、ラッキー!


さて、次はもう何をするか・・・賢明な諸君ならわかるな?


「切り裂きターイム」


服を次々に切っていく、だがパンツだけは切り裂かずに貰っておく。淡いピンク色をしたシンプルなパンツだ。


うむ、なかなかエロい体をしておる。しかもノーブラみたいだ。この世界にブラがあるのかはわからないがとりあえず揉んでおこう。


ふむふむ、サイズはCと言ったところか。


程よい揉み心地に手に収まるフィット感は素晴らしいの一言に尽きる。


ずっと揉んでいたいが、目覚めると面倒なのでこれにて終了。ちなみにアンダーなヘアーも金色だったよ!


さて最後は黒髪おかっぱのイリスか・・・


「なるほど、小柄な体だったから牙が刺さらなかったのか」


着ているローブには二つほど切り裂かれた後がある。多分ここを牙が通過したのだろう。


「さてさて、金目の物をっと・・・」


そこでふと気づく、このローブを荷物入れにすれば持ち運びが楽になるのではないか?


穴が開いてる部分は結んでしまえば問題ないだろう。そう思い急いでイリスのローブを脱がすが・・・


予想以上の貧乳っぷりだった。ローブの上からでも無いように見えたがここまで無いとは思わなかった。


最早哀れみを感じるレベルである。まぁ俺は貧乳巨乳問わずおっぱいが好きだから問題ないんだけどね。


そして脱がした時にローブに入っていたお財布は回収しておいた。こちらの財布も結構入ってそうだ。


もちろんパンツも回収しておいたよ!予想外だったのは黒の大人びたパンツだったことだ。


「さて、予想以上の貧乳だが一応揉んでおくか」


ほとんど無い乳を寄せ集めて揉んでみる。ちょっとだけむなしさを感じるのは何故だろうか。ちなみにアンダーなヘアーはノーヘアだったよ!



よし、そろそろ撤退するかな。薬草も探さないといけないし。


とその時、俺の脳裏に衝撃的な閃きがよぎった!


このふたつのパンツをフリーザに身につけさせるのはどうだろうか・・・?もちろん片方は顔に身につけさせるのだ!


これはやばい!何がやばいって三人が目を覚ました瞬間に悲鳴が飛び交う事は間違いなくかなり面白い事になるだろう!


くぅ!悩む!初めての戦果は取っておきたい!だが!だがしかし!パンツを被せたい気持ちもある!あぁ神よっ!俺はどうすればいい!


(呼びました?)


(ハァハァ・・・私も脱がされたいっ)


(出番キタ━(゜∀゜)━!)


(俺の出番だな!)


突然、この世界の神様達の声が俺の脳内に響いた。


「出てくるのかよっ暇神(ひまじん)どもは帰れ!」


(それではまた)


(呼び出されてすぐに帰らされる・・・何てひどいっ・・・ハァハァ)


(( ´Д`)ノ~バイバイ)


(今度は暴れさせろよ!)


「もう出てくるなよ!」


と馬鹿な事をやっていると時間が無いことに気づきパンツを被せるのは断念。


奪った荷物をローブに入れて背中に背負い薬草を探す。


目標の薬草は思った以上に簡単に見つかり適当に何束か取ってローブの中に入れる。


「これだけ取れば十分だろ。流石に全部取るわけには行かないし、これ以上時間をかけてフリーザ達が目覚めると面倒だしな」


と言う訳で草原から撤退。



――――――――――――――――


帰りの道も特に何の問題もなくカルナッタの街についた。青かった空は夕暮れに染まっていた。


依頼達成をギルドに報告する前に武器屋のおっさんのところで背負っている荷物を売り飛ばそう。



武器屋に到着して中に入る。


「おーい、おっさん」


「何だ小僧・・・また来たのか」


「武器とか防具を拾ったから買い取ってもらおうと思ってな」


「見せてみろ」


と言うので拾ってきた両手剣、レイピア、赤い石のついた木の杖、金と銀の鎧をカウンターに置いていく。


「やけに多いが・・・どうやって手に入れた?」


「そうか?普通に落ちてたぞ?」


嘘は言って無いよ!


「フン、まぁいい。見た限りじゃ割と質は良いようだが・・・小僧は使わないのか?」


「俺の趣味じゃない、そんな事より査定してくれ」


「わかってる、ちょっと待ってろ。・・・この両手剣は良い仕事してるな、レイピアは多少曲がってるが問題あるまい、この杖も良い石を使ってる」


ほう、なかなか良い装備をもっていたみたいだな、俺と同じFランクの癖に・・・流石は勇者様の子孫とお付って所か


カウンターに置いた品物を見ていくおっさんの手が金色の鎧に差し掛かると手が止まった。


「こいつは金メッキだな。物が良くても、これじゃ価値が下がる。」


金メッキだったのかよ!しかも価値が下がるって何だよ!そんなに見栄張りたかったのか!


そして全部の鑑定を終えておっさんが出した金額は5万3000ギルだった。


「5万3000ギルか、内訳は?」


「この両手剣が1万5000ギル、レイピアが折れ曲がってるから8000ギル、杖が1万ギル、金と銀の鎧がそれぞれ1万ギルだ」


「そんなもんか、鎧の金メッキが無ければいくらくらいだった?」


「・・・そうだな、1万5000ギルってとこだ」


5000ギルも価値が下がるのかよ!くそフリーザが!


「チッ、仕方ないか。それでいい買い取ってくれ」


「わかった、金だ」


ドワーフのおっさんから金貨5枚と大銀貨3枚を受け取る。


「確かに、それじゃまた来る」


と言って武器屋を後にする。


次はギルドか・・・


――――――――――――――――


ギルドに到着し受付に報告をする。


「薬草採取の依頼を受けたんだが何処に渡せばいいんだ?」


「はい、薬草などはあちらの買取カウンターの方へお渡しください」


「わかった」


そう言って買取カウンターの方へ向かう


受付には耳の長いエルフっぽい美人のお姉さんがいた。


「薬草採取の依頼を受けたんだが・・・」


「はい、こちらで買取させて頂いております」


「そうか、ならこれを買い取って欲しい」


と言って採取してきた薬草を全部渡す。


「これはFランクの薬草採取依頼ですね?」


流石だな、薬草を見ただけでランクがわかるのか


「あぁ、そうだ」


「1束200ギルですから・・・えぇーっと23束ありますから4600ギルですね」


おぉ、23束もあったか、これはいい金稼ぎになったな。ボア退治より高くなったし。


「それではこちらが依頼達成書と4600ギル、大銀貨4枚と銀貨6枚になっております」


「ありがとう。これを受付に渡せばいいんだよな?」


「はい、こちらの依頼達成書を渡して初めて依頼完了になりますので・・・」


「わかった、それじゃ」


と言いまた受付の方へ戻る。


「ほら、依頼達成書だ」


「はい、確かに受け取りました。ギルドカードもお渡し願いますか?」


ギルドカードも渡さなきゃ駄目なのか。ジャージのポケットから取り出して受付に渡す。


「はい、確かに受け取りました」


そう言うと受付はギルドカードを水晶に挿入し、何やら操作しだした。


「これで依頼完了手続きは終了しました。ギルドカードをお返しします」


と言い水晶から取り出したカードを渡してくる受付嬢、カードを見てみると名前とランクは変わっていないが右下の方に1/1と言う数字が追加されていた。


「この右下の数字は何だ?」


「それは依頼を受けた数と成功した数を書いてあります。右の数字が受けた数で左の数字が成功した数です」


ふぅん、依頼の成功率までわかるのか。便利だな、ギルドカード。


「これで終わりか?」


「はい、これで依頼完了の報告は終了です。毎回繰り返すので覚えておいてくださいね」


「護衛依頼の達成とかはどう報告する?薬草や討伐みたいに証明するものがないが」


「その場合は依頼主から依頼達成書を受け取って、それをこの受付に渡してもらう事になります」


「依頼は達成したが依頼主が依頼達成書を出さなかったらどうする?」


「その場合はギルドに報告していただければすぐに調査いたします」


「わかった。そういえば今日の宿がまだ決まって無いんだ、どこか良い宿を知らないか?飯が美味い宿だったらありがたい」


「それでしたらこのギルドを出て左に真っ直ぐ行くとある、宿がお勧めですよ。」


「その宿の名前は?」


「えぇーっと確か[満腹のお宿]だったかと」


何そのセンスが無い名前。


「行ってみるよ。ありがとう」


行って飯が不味かったら・・・覚えてろよ。


冒険者ギルドを出て言われた場所へと向かう。手続きにちょっと時間がかかったせいか、もう外は暗くなっていた。


「ちょっと待ちなぁ!」


面倒くさそうな事になりそうなので、とりあえず無視。


「待てって言ってんだろ!」


無視ったら無視。


「この野郎!無視してんじゃねぇぞ!」


と言って肩を掴んで来たので振り向いてみると見るからにチンピラ!って奴がいた。


「何の用だ」


「お前依頼を達成したばかりだろ?奢れよ」


何を言ってるんだこの馬鹿は?


「奢る理由がないだろ?馬鹿か?」


「何だとてめぇ!これを見てもそんな事が言えんのかぁ!」


そう男が言うと隠れていたのか四人ほどチンピラが出てきた。


「見たけど何?奢る理由と関係ないだろ?本当に馬鹿なの?」


「おいおい強がるなよ!怖いんだろ?この人数差でよぉ!ここじゃ目立つからなぁ!ついて来い!」


・・・やばいな、本当の馬鹿だ。どうしよう殺すか?でも目立ちたくないしなぁ・・・あぁ、ハプニング体質も大変だぜ。


まぁ、身体能力が強化されてるから負ける気がしないが・・・


おぉ!そうだ!こいつらには近接戦闘でどこまで出来るか実験台になってもらおう!


とりあえず目立って困るのは俺も同じだから男の後をついていく。


路地裏に入った所で周囲に人がいないことを確認し、目の前の男の股間を蹴り上げて潰す。


「ギャアッ!」


グチャっと言う音とともに男は崩れ落ちた。サンダルスリッパが脱げないように蹴るの結構大変なんだぜ。潰した感触がダイレクトに伝わるしさ!


ん?だったらやらなければいいって?


・・・だが断る!


「おい!何やってんだてめぇ!」


と後にいた四人が剣を抜いて襲い掛かってきたので、股間を潰されて倒れている男の首を掴んで起こし盾にする。


「ひ、卑怯だぞ!」


と変な事を言う男達。流石に仲間を斬る事はできないようだ。


「何を言っているんだ?人数を盾に脅迫してきたのはそちらだろう?殺されないだけありがたいと思えよ」


「くっ!野郎どもやっちまえ!」


「おいおい、仲間を見捨てるのかよ」


「うるせぇ!」


と斬りかかってきた奴の剣に合わせて気絶している男を差し出す。


相手の男は慌てて剣を止めようとするも一度勢いがついた剣は止まることなく、俺が手に持っている男を斬りさいた。


「・・・ァ」


気絶しているせいか大した反応は無く男は絶命した。


「ひどい事をするなぁ・・・死んじゃったじゃないか」


「あ・・・あぁ・・・わ、わざとじゃない・・・わざとじゃないんだ!」


仲間を斬った男はかなり混乱しているようだ・・・追い討ちをかけるとするか。


俺は斬られた男の顔とあごを持ち


「いてぇーよぉー仲間じゃなかったのかよー」


と口元を腹話術みたいに動かす。


「ひぃ!?ち、違う!違うんだぁ!」


声とか全然違うのに面白いようにうろたえている。HAHAHA!楽しいな!


他の奴らも仲間が死んだ事で動揺しているのか何もして来ない。こんな事をやっていて死なないとでも思っていたのだろうか?


とりあえずうろたえている男もさっきと同じように股間を潰しておく


「ヒギャッ!」


うむ、今度も見事に潰れたようだ。そしていまだに動揺している男達に声をかける。


「お前達は逃げないのか?」


「に、逃げるわけねぇだろ!仲間の敵討ちだ!」


「ふぅん、まぁ別にいいけどな」


残っている男達の中で一番近い奴に向かって接近する。


「ひぃ!」


男が慌てて剣を振るうが当たる訳もなく・・・剣を持っている腕を押さえてそのまま股間を蹴り上げて潰す。


「ギャヒィッ!」


倒れる男を前にして残り二人が襲い掛かってきた。


近づいてきた片方の男の背後に回って剣を持ってる手を力づくで操りもう片方の男に突き刺す。


「ウグァッ・・・な、なん・・・で・・・」


と言って刺した男を見ながら倒れていく男。


「ち、ちがう!こ、こいつが無理矢理!」


と言い訳をしているが、刺された相手からしてみれば剣が胴体を貫通しているのだから躊躇なく刺したように思えるだろう。


「あーぁ、仲間を刺しちゃった。最低だな」


「お、お前が無理矢理やったんじゃないか!」


「何言ってるの?お前がやったんだよ。嫌なら剣から手を離せばよかったのに、離さないからこうなったんだ。」


「そ、それは・・・」


おっ、見事に動揺してるな。まぁ実際は離す暇なんて与えなかっただけなんだがな!


にしても朝から何も食って無いから腹が減ったな、さっさと片付けて宿に行こうっと。


「それじゃお前もサヨナラだ」


と言って股間を蹴り上げる。


「ギャッ!」


ちなみに俺が股間を潰しているのは手っ取り早く戦意を喪失させるからである。決して俺のドS心が疼いたわけじゃない、決してだ!


血を派手に出させて戦意を喪失させても良かったんだが俺の服が血で汚れては困るからな。おかげで俺の服はほとんど汚れていない。


相手の股間は血と小便でひどいことになってるがな!蹴り上げたサンダルスリッパは汚れてないよ!純潔を守ってるよ!


さて、後始末どうするかな。


放置してもいいんだけど・・・復讐に来られると面倒くさいし、俺が強いって知られるのも困るから殺しちゃおうか?


問題はどうやって殺すかだな、剣で殺すのは返り血を浴びそうで嫌なんだが、手っ取り早いのは確かなんだよな。


あと手っ取り早く殺せるとしたら首の骨を折るくらいか?


血も噴出さないだろうし。よし、あの技を使うか!


「くらえっ!必殺!サッカーボールキック!」


説明しよう!サッカーボールキックとは!


人間の頭をサッカーボールに見立てて蹴り上げる事である!


ボールは友達さ!と言っておいて容赦なく足蹴りにする某サッカー漫画の主人公と何か通ずるものがあるよね!


え?ない?・・・諸君にはガッカリだ!


こうして全員にサッカーボールキックをくらわせて、首が変な方向に向いたのを確認し、足早に立ち去る。


これ多分本気で蹴ったら首が飛ぶな。怖いぜ俺の身体能力・・・


人を殺したのはもちろん初めてだったので、漫画みたいに葛藤があるのかと思ったらそんな事はなかった。


これなら楽しく生きていけそうで安心した。


「もうその発想が俺のおかしさを証明してるな・・・」


と呟きつつ、俺はようやく[満腹のお宿]にたどり着いた。


中に入り早速受付へ、受付には人の良さそうな恰幅のいいおばちゃんがいた。


「いらっしゃい!食事かい?泊まりかい?」


「泊まりでお願いしたいんだが」


「あいよ!一泊3000ギル、朝夕の食事付だと3500ギル、食事のみなら一食400ギルになってるよ」


「食事は部屋で食べれるのか?」


俺は一人で静かに食事をするのが好きだ。


それにどこぞの主人公みたいに食事中にトラブルに巻き込まれるのは嫌だしな。


「大丈夫だよ、出来上がりは持っていくけど食べ終わったら自分で食器を持ってきてもらうことになるけどね」


「あぁ、それでいい。食事付でニ泊お願いする」


とりあえず二日だけ、一日でも問題ないとは思うが・・・念のために拠点は確保しておきたい。


「あいよ!料金は前払いになるよ」


「これでいいか?」


7000ギルをおばちゃんに渡す。


「大銀貨7枚、ピッタリだね。食事はすぐに用意するかい?」


「お願いできるか?」


「あいよ!部屋は二階の一番奥になるからね、食事はすぐに持っていくよ」


鍵を受け取り二階の奥の部屋へ、鍵を開けて中を見てみると6畳くらいの部屋にベッドとテーブルがひとつずつ。角部屋のせいか窓はふたつ。


テーブルの上にはギルドでも見かけた光る石が入っているランプの様な物が置いてある。これって寝る時どうするんだ?


と近くに厚手の布が置いてあるのを発見。これを被せればいいのかと納得する。


部屋の端の方に扉がついていたので中を見てみると


「うぉっ!水洗トイレがついてる!すげー!洗面台もあるし!紙もロール状にはなってないが置いてあるし!」


技術的に無理だと思うのだが魔法でどうにかしてるのか?うーむ、不思議だ異世界。考えているとドンドン!とノックの音がして


「食事を持ってきたよ!」


おばちゃんが食事をトレーに乗せて持ってきてくれた。


「ありがとう」


「食器とトレーは下にいる店員に渡してくれればいいからね!」


と言って慌しく出て行った。忙しいのだろうか?


まぁいい、それより飯だ!



――――――――――――――――



部屋に運ばれてきた飯はパン、サラダ、シチューの様な食べ物、飲み物は木のコップに入った水。サラダ用のフォークとシチュー用のスプーンがついている。


パンはちぎってシチューにたっぷりつけて美味しく頂きました。サラダはシャキシャキっとした野菜の歯ごたえと酸味の利いたさっぱりとした味わいのドレッシングがグッド。


水も冷えてて美味しかった。


「ふぅ・・・[満腹のお宿]と言うだけあって味はよかったな。でもやっぱり日本人である俺は米が食いたいぜ」


まぁ、我侭を言っても仕方ないしな。とりあえず食器を返しに言って今日の戦果を確認するか。


一階にに行って食器を返す。おばちゃんに美味かったよって言うのも忘れない。明日の夕食は大盛りにしてくれるらしい。やったぜ!


「さて戦果確認だ。まずはあいつら二人が持っていた財布からだな」


まずジュリアが持っていた財布を開けて中身を全部テーブルにばら撒く


「金貨2枚、大銀貨3枚、銀貨が8枚に・・・これは銅貨かな?銅貨が5枚と」


うーん、銅貨の価値がわからんな。10か1の位だと思うんだけど・・・まぁ、今はいいか


次はイリスの財布か。


「んー、金貨1枚、大銀貨6枚、銀貨4枚に銅貨が7枚」


うむ、結構持ってたな。まぁ満足だ。これで俺の所持金は銅貨を除いて9万8300ギルか、初日の稼ぎにしては十分だろう。


あと手に入れたのはパンツが2枚か、ちなみに俺はパンツをくんかくんかする性癖はない!被ったり履いたりする性癖もない!


ただ持ち主が履いたり脱いだりする所を妄想するだけである。うむ、立派な変態だな!


戦果の確認はこんなものでいいだろう。


「明日は魔法関係の店を見に行こうかな、全く異世界に来て初日だっていうのに色んなイベントがあって疲れたぜぇ・・・」


今日はグッスリ眠れそうだ、ちゃんと入り口と窓の鍵を閉めてと・・・さぁ寝よう!


ランプに布を被せてベッドに入ると、すぐに眠気が襲ってきた。



ステータス


名前:ロック


冒険者ランク:F


依頼成功率:1/1


所持金:9万8300ギル 金貨8枚、大銀貨16枚、銀貨23枚 価値の分からない銅貨、12枚


装備品:白のTシャツ、黒のジャージズボン、サンダルスリッパ、黒のフード付マント、ナマクラナイフ


持ち物:パンツ2枚、ローブで作った荷物入れ、ギルドカード


使える魔法:<アースカルティベイト>、<アースライズ>、<ストーンイジェクト>



一日目が終了しました。


二日目が書き終わってないのでちょこっと更新止まります。

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