凸凸
掲載日:2026/02/23
ココアシガレットを齧る
夜の夢を見ている
聞きしにまさることではないけど
イドの中に落っこちて
多様な青が宙を染めるから
その下で風を切っている
視線がやけに痛い
朴訥として
僕凸していく
背中に乗せた想いが重く
錆びた釘だって打たれれば刺さる
突き抜ければ衆目される
線を引くだけ イージーな仕事
ほろほろ泣くだけ ノイジーな仕事
期待が鎮座して待ち構えている
みんなあれってそろえて
封を切る
箱で買ったココアシガレットが
まだあっちこっち点在して
愛煙家じみてきて
それが嬉しい
封を切った紙の束が纏まらない
もう解けない内容の
難解な哲学をシュレッダーにかける
肩を怒らせて歩いた
わたし わたし わたし
急カーブで突撃する
あの望遠鏡でしか見えない
瞬きになりたいわ
マッチの火を擦る
ココアシガレットに火は付かない




