表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

99/100

第99話 決断

〜幸晴side〜


「「「...え?」」」


俺が選んだのは...足利さんだった。


俺は、足利さんの手を握っていた。


「え...本当に私でいいの...?」


選ばれた足利さんはすごく動揺していた。


「ああ、俺は足利さんがいいんだ!」

「ううう、ありがとう〜」


足利さんは嬉し泣きしながら俺に思い切り抱きついてきた。


「うおっと」


俺はしっかりと受け止めた。


「おー、おめでとう」


京極さんは素直に祝っていた。切り替え早いな。


「うー、あーしじゃダメだったのか...」


玲那は少し残念そうにしていた。


「れ、玲那...別に玲那がダメって言いたいわけじゃないんだ...」

「ゆっきー、あーしのことは気にしなくていいよ。...もし今後2人がギクシャクしちゃった時が来たらいつでもあーしのところに来ていいからね」

「えええ!?」


足利さんは玲那の発言に驚いていた。


「足利さんはもう勝ったつもりでいるかもしれないけど、あーしはこれからもゆっきーにアプローチしていくからね!」


玲那が足利さんに向かって堂々と宣言する。


「わ、私だって負けないからね。前田君の彼女として今まで以上に迫っちゃうからね!」


足利さんも玲那に言い返す。2人のバトルは今後も続いていくみたいだ。


「前田君、これからも色々あると思うけど私たちともずっと一緒にいてくれる?」


京極さんが横から聞いてくる。


「当たり前だろ、俺たち4人なら何があっても絶対楽しくやっていけるって」


俺は京極さんに向かって宣言した。

こうしてクリスマスパーティーは終わり、部屋を片付けて俺たちは解散した。



あれから時は進み、冬休みが終わって始業式の日になった。


「お兄ちゃん、起きてー!」


夏希が俺の肩を揺らす。


「起きるから揺らすなって」


俺はすぐに起き上がった。


「今日から3学期でしょ?早く休みボケから抜け出して!それに今日は足利さんと登校するんだから早くしないと!」

「わかってるって、すぐ準備するよ」


俺はすぐに支度して自宅を出た。



「前田君おはよう〜」


家を出ると足利さんが俺の家の前で待っていた。


「足利さんお待たせ、行こうか」

「うん!」


足利さんは歩きながら俺の手を握ってきた。


「あの、足利さん...?」


足利さんの体温が伝わってきて、俺はドキドキしてしまう。


「いや〜寒いから温めてあげなきゃと思ってね〜」


確かに、今は1月だから外はとても寒い。


「それに、前田君のためにも恋人らしいことしてあげたいもん」

「足利さん...」


やっぱり、足利さんっていい人だよな...

俺は改めてそう感じたのだった。



〜教室〜


「おはよう幸晴...って何で足利さんと手繋いでるんだ!?」


足利さんと一緒に教室に入ると、いきなり拓人に突っ込まれた。


「いや、実は俺たち付き合ってるんだ」

「マジかよ...」


拓人は衝撃を受けていた。


「ゆっきーおはよう!早速一緒に登校してるんだね」


すでに教室に着いていた玲那が俺に挨拶をする。


「ゆっきー、あーしが恋しくなったらいつでも言ってね」


玲那が俺に接近して話してきた。


「ちょ、ちょっと姫川さん、いきなり仕掛けてこないでよ〜」


足利さんが慌てた様子で話した。


「みんなおはよう!」


今度は教室に入ってきた京極さんが声をかけてきた。


「お、2人とも早速いちゃついてるね!」

「いちゃついてるって...」


京極さんに言われて、足利さんは恥ずかしそうにしていた。


「前田君、足利さんのことは大事にしなきゃダメだからね!足利家は1000年も続いてきた名門で、清和天皇の子孫なんだから!」


京極さんが俺に忠告をしてきた。


「わかってるよ...」


何か...京極さんって本当にぶれないよなと実感した。


「あと、足利さんの先祖の尊氏公にも感謝したほうがいいよ!南北朝時代という乱世を生きて、家名存続を果たしたんだからね!」


京極さんは真剣な表情で言った。だが、歴史に詳しくない俺にはいまいち伝わってこなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ