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第98話 告白

〜幸晴side〜


数分後、玲那と足利さんが目を覚ました。


「あれ、私何で寝てたの...ってきゃああ!?」

「う〜ん...!?」


玲那と足利さんは素っ裸であることに気づいて慌てて体を隠した。


「ん...どうしたのみんな...」


2人の声を聞いて、京極さんも目を覚ます。


「おー何だか盛り上がってるみたいだねー」


京極さんは2人と違って動揺していなかった。


「ゆっきー、ガン見してないで後ろ向いてて!」

「ごっごめん」


俺は後ろを向いた。


「私も着替えるね」


しばらくして、3人とも家に来た時の服装に戻った。


「はあ、まさかあんなことになるなんて...」


玲那は顔を赤くさせながら言った。どうやらさっきまでの記憶はちゃんと残っているみたいだった。


「でも前田君にとっては嬉しかったんじゃないの〜?」


足利さんも恥ずかしそうにしながら言った。


「うん、あんなに迫られるなんて初めてのことだったから、悔いのない人生になったと思う」

「ちょっと前田君!まだ人生は始まったばかりでしょ?これからもNTR仕掛けた人たちよりも幸せになるんだから!」


京極さんが珍しく突っ込んできた。


「ああごめん、もう今年も終わるからそう言う感覚に陥っていたわ」

「とりあえず、今日はゆっきーの答えを聞きにきたからそろそろ教えてほしいな...」


玲那が本題に進めようとしてきた。そうだ、ここまで引っ張ってきちゃったから今日答えを言わなくてはいけない。


「私は選ばれなくても怒ったりしないからね〜」


足利さんがまっすぐな目で伝えてくる。


「わ、私も恨んだりしないよ!あっでも前田君が共産主義と敵対してたルーズベルト、蒋介石、李承晩を支持するようになったらずっと根に持ち続けるからね?」

「いや京極さん怖いって」


何でこんな時にまで思想ネタが出てくるんだ。


「そうだ、言葉に出して伝えるのが難しいなら、あーしたちの中で付き合いたい人の手を握るのはどう?」


玲那が俺たちに対して提案をした。


「おーそれいいね!」


京極さんが便乗して、すぐに俺の前に手を出した。


「前田君、いつも私の偏った思想を聞いてくれてありがとう。これからも私の思想を聞いてほしいから、手を握ってくれますか?」


いつもと違う京極さんの口調に新鮮さを感じた。


「ゆっきー、あーしもゆっきーと話せてすっごく楽しかったよ!海へ行ったり祭りへ行ったり、色々な思い出が作れて本当に幸せだった!その...これからもゆっきーとデートしたりしたいから、あーしと付き合ってくれる?」


続いて、玲那が手を出した。


「前田君、私も前田君と一緒にいられて楽しかったよ。前田君は家柄とか関係なしに私と接してくれたし、校則の騒動の時からずっと助けてくれた。私でよかったら、付き合ってほしいな〜」


最後に足利さんが俺の前に手を出す。


「...みんな、俺なんかを好きになってくれてありがとう」


俺はついに決断をした。

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