第85話 修学旅行7
〜ホテル 卓球場〜
「まずはこっちからサーブするね」
京極さんが最初にサーブをした。
「えいっ!」
玲那が打ち返す。
「はいっ!」
今度は足利さんが打ち返す。大きく振りかぶっているので浴衣がはだけて深い谷間が見えた。
「えいっ」
再び玲那が打ち返す。
「あっ!」
京極さんがボールを逃したことでこちらに1点追加された。
「次はこっちからいくぞ」
2回戦目、俺からのサーブで始まる。
「それっ」
足利さんが打ち返す。振りかぶった瞬間浴衣に包まれた胸がふるんっと揺れた。
「!?...」
俺はその動きに目を奪われて飛んでくる玉に反応することができなかった。
「これで1対1だね」
3回戦目、京極さんが再びサーブする。
「よしっ」
今度は俺が打ち返すことに成功した。
「ほっ!」
京極さんが再び返してくる。
「えいっ!」
玲那がスマッシュを放った。玉が猛スピードで2人の間をすり抜けていった。
「ゆっきー、勝ったよ!」
玲那が俺に抱きついてきた。玲那の大きな胸が浴衣越しにむにゅうっと当たる。
こうして、俺と玲那のペアはビーチバレーの時のリベンジを果たすことができたのだった。
卓球を終えた俺たちは飲み物を飲んで部屋へ歩いて移動した。
〜部屋〜
部屋に戻った俺たちはすぐに布団にダイブした。先ほどの卓球で体力を使ってしまっていたのだ
「今日はすぐ寝ようか〜」
足利さんも眠そうな様子で電気を消した。
「ねえゆっきー、ちょっと寒いから手握っててもいい?」
俺もすぐ寝ようとしたが、隣にいる玲那が手を握ってきた。
「もちろんいいぞ...」
玲那の温もりで俺は快眠することができたのだった。
〜翌朝〜
修学旅行3日目の朝を迎えた。
「う〜ん...?」
目を覚ますと、腕に柔らかい物が当たっていることに気づいた。
「玲那...!?」
玲那が眠ったまま俺の腕を胸に押し当てていたのである。玲那の着物が少しはだけてしまっており、深い谷間が見えてしまっていた。
「んん、ゆっきーおはよー」
俺がドキドキしている中、玲那が目を覚ました。
「もしかしてあーしでドキドキしてる?」
俺は黙って頷いた。そりゃあこんなスタイル抜群のむちむち巨乳ギャルが目の前にいたらこうなるだろう。
「えへへ、そっかぁ」
玲那は嬉しそうにしながら布団から出た。
「2人とも、そろそろ準備してー」
京極さんが俺たちに呼びかける。俺もすぐに布団から出た。
〜バス内〜
朝食を済ませた俺たちは荷物を持ってバスに乗った。今日は摩周湖から野付半島へ移動することになっている。
「今日も寒いね〜」
隣に座っている足利さんが身体を震わせていた。
「足利さん、よかったらこれ着る?」
俺は着ていた上着を足利さんに渡した。
「え?いいの?」
「だって、足利さんからはいつももらってばかりだったから、たまには恩返しさせてほしい」
「前田君、ありがとう〜」
足利さんは上着を羽織った。
「これ暖かいね〜。前田君の温もりを感じるよ〜」
「そりゃあさっきまで俺がきてたやつだからな」
「じゃあ次前田君が寒そうにしてたら私の服を貸してあげようか?」
「いや足利さんのじゃサイズ合わなくて着れないだろ...」
「あっそっか...それなら次は別の恩賞考えといてあげるね〜」
足利さんはニコニコしながら言った。




