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第84話 修学旅行6

〜幸晴side〜


俺たちが乗っているバスは摩周湖に到着した。階段を登って湖が一望できるところまで移動する。


「おー絶景だね!」


高台から見る摩周湖はとても綺麗だった。透き通っている湖が幻想的な雰囲気を生み出していた。


「ゆっきー、一緒に写真撮ろう?」

「そうだな、こんな景色ここでしか見られないもんな」


俺たちは摩周湖の写真を撮った。少しでも今味わっている感動を保存しておきたいと思った。


「次はあーしとゆっきーでツーショット撮ろう?」


玲那が俺の隣にくっついてスマホを構えて内カメラに設定した。


「ほらゆっきー、もっと近づいて!画面に収まらないでしょ?」

「えっちょっと!?」


玲那が顔を近づけてくるので、緊張感が増してくる。


「撮るよー」


玲那がシャッターを切る。背景の摩周湖がいい味出していた。


「うん、よく撮れてるね」

「俺、表情固くない?」

「そんなことないよ!ゆっきーって前よりも写真撮られることに慣れてきたんじゃない?」

「そうかな...」


まあ、玲那がくっついているという状況には最初の頃より慣れてきたかもしれないな。


「そういえば、足利さんと京極さんはどこ言ったんだ?」

「多分土産コーナーでも見てるんじゃない?」

「そうか、こんなにいい景色なのに...」


まあ土産コーナー行きたい気持ちもわかるけど。

摩周湖を満喫した俺たちは、バスに乗って再び出発した。


〜バス内〜


「ふう〜ちょっと買いすぎちゃったかな〜」


足利さんと京極さんはお土産を買って満足そうにしていた。


「2人とも、景色の方ももっと味わえばよかったのに...」


玲那が名門組に声をかける。


「だって景色見たって実利がないじゃん」

「じ、実利?」


京極さんがまたよくわからないことを言ってきた。


「景色なんて実態がないものよりも、お土産選んでた方が私はずっと有意義だと思うけどね」


京極さんの意見を聞いて、価値観がこんなにも違うのによく一緒の班になれたなと思ってしまった。


「私の先祖だって毎回権威よりも実利を優先する人だったから、その影響もあるんだと思うよ」

「そうなのか...」


一体何百年その影響が続いているのだろうか...

色々ツッコミたいことはあったがまた話が長くなりそうなので、俺は途中で会話を切り上げることにした。


昼休憩を挟んで、俺たちは2日目のホテルに到着した。


「ゆっきー、今回は覗かないように気をつけてね」

「いやどんな忠告だよ」


俺は思わず玲那にツッコミを入れてしまった。


「ねえ、ここのホテル卓球台があるみたいだからあとでみんなでやろうよ!」


京極さんが卓球台を指さしながら言った。


「いいね、お風呂済ませたらここに集合してやろうか」


玲那も便乗した。


「私も負けないからね〜」


足利さんも何故か自信に満ち溢れていた。



お風呂を済ませた俺たちは卓球台に集合した。

今回は3人とも浴衣を着ていた。


「2対2でやるとして、チーム分けどうする?」

「じゃああーしがゆっきーと組んで、ビーチバレーの時のリベンジしたい!」


「いいよ〜、私と京極さんで組めばいいんだね」

「リベンジならまた3回勝負にしようか。負けた方は勝った方に風呂上がりの飲み物買うってことで」


チーム分けはすぐに決まった。そしてラケットを持ってお互い構える。


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