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第82話 修学旅行4

〜温泉〜

俺たちは水風呂へ向かって走り出した。俺の前を玲那と足利さんが走っており、後ろは京極さんがついてきている。


「はあ、はあ...確かこっちの方に飛んできたよね?」

「だと思うけど、見つからないね〜」


玲那と足利さんは生まれたままの姿でタオルを探す。俺は後ろから見える白くてむっちりとした2人のお尻に視線が吸い寄せられてしまっていた。


「あった!あっちの方に!...ってきゃ!」

「姫川さん、んんっ!?」


玲那がタオルを見つけるが、バランスを崩して前に倒れてしまう。そしてそのまま足利さんを巻き込んでしまう。


「くっ!」


俺はすぐに2人の肩を掴んで引っ張る。だが勢い余って後ろへ倒れてしまった。2人は俺の上に乗ったことで、俺の視界は真っ暗になった。


「うーん、どうなったんだ?」

「ゆっきー大丈夫?あーしたちは大丈夫だけど...」

「俺も怪我はないけど、前が見えない」


俺の顔に重量感のある柔らかいものが押し付けられていた。


「ごめんね〜、今降りるから。ちょっと目閉じててね?」


俺は目を閉じると、2人が俺の身体から離れた。


「ゆっきー、もういいよ」


俺が目を開けて体を起こすと、既に水風呂に3人の美少女が肩まで浸かっていた。3人ともタオルなしで入っている。


「前田君も入ろうよ!」


京極さんが呼びかけてきた。


「いや、俺は大丈夫だよ。隙を見て戻るから」


美少女たちと混浴だなんて、色々大変なことになってしまいそうだ。


「前田君、後ろ!」


俺が戻ろうとすると、京極さんが焦って俺に言った。後ろから小林さんと川口さんが歩いてきていたのだ。


「前田君、見つかっちゃうから早く入って〜」


足利さんに言われて俺は急いで水風呂に入った。


「ゆっきー、あーしたちで隠すから肩まで浸かって!」

「え?んむ!?」


玲那と足利さんが俺の前で体を寄せ合う。お互いの横乳がむにゅりと押される形となる。そして俺の顔に豊満な胸を押しつけたのだった。

4つの母性の塊が俺の頭を包み込んでしまう。


「京極さん、今どうなってる〜?」

「大丈夫、こっちには来なさそうだよ」


京極さんが状況を伝える。


「よし、今なら人も減ったからさっきの場所へ戻れそうだね〜」

「ゆっきー、見つからないように頑張ってね」


2人が俺を極上の感触から解放させる。


「みんな、本当にありがとう」


俺は水風呂を出て、女湯を脱出することに成功したのだった。


〜部屋〜


俺は班部屋に着くとすぐに布団の上にダイブしてしまった。日頃の疲れが一気に取れたような感覚がした。

数分後、3人が戻ってきた。3人とも学校指定のジャージを着ていた。


「あっゆっきー無事に帰ってこれたんだ」

「見つからなくてよかったね〜」


「今日の前田君は本当に執事殿みたいだったよ」


俺は先ほどのことで気まずい気分になっていた。


「...あの、さっきは本当にごめん。俺は別に京極さんが言ってる執事殿になりたかったわけじゃないんだ」


そもそも京極さんがいう執事殿のことを俺はよく知らない。


「もう、ゆっきーってば顔暗いよー。確かにさっきのは恥ずかしかったけど、あーしたちは別に怒ってないよ?」


玲那は慈愛の目で俺を見てくれていた。まるで女神様のようだった。


「そうそう。私も今更前田君に裸を見られたところで怒ったりなんかしないよ〜」


足利さんって怒ってるとこ見たことないんだけど...


「あの、足利さんってどんなことがあったら怒るの...?」


俺は思わず本人に聞いてしまった。


「それはね...先祖のことを侮辱されたり、逆賊とか言われたら怒ると思うよ〜」


なるほど...まあ俺は逆賊なんて言葉は使わないからまず大丈夫かな...


「前田君、足利家は1000年も続いてきた由緒正しき名門で源氏の棟梁も勤めてきた家柄なんだから、絶対に怒らせるようなこと言っちゃダメだよ!」

「いや言わないから、そんな忠告しなくても大丈夫だって。それに先祖とか関係なしに足利さんはいい人だって俺は知ってるから」

「いや〜照れるね〜」


足利さんは嬉しそうに胸を張る。ジャージ越しでも足利さんの豊満な胸が存在感を発揮していた。

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