第81話 修学旅行3
〜温泉〜
俺は今、女湯で美少女3人と鉢合わせをしてしまっていた。3人ともタオルで前を隠している状態だ。
「ゆっきー、どうして仕切りを突き抜けてきたの?」
「いや、拓人に押されて突き破っちゃったんだよ」
ちなみに、拓人は俺が仕切りを突き破った時点で逃げ出していた。
「でも前田君って本当に高師直みたいな執事になろうとしてたんだね」
京極さんが相変わらずよくわからないことを言ってくる。
「高師直は覗きが得意な執事として有名な人だったんだよ〜」
足利さんがいつものように補足してくれた。
「みんな、誰か来るよ!」
その時、何者かの足音に気がついた玲那が呼びかけた。まずい、俺がここにいることが他の人にバレたら大変なことになってしまうぞ。
「こっちに隠れよう!」
玲那が俺の手を引っ張って岩陰に連れていった。足利さんと京極さんもその後ろについていく。数秒後、足音の正体が判明した。
「おお、スッゲー広いな。テンション上がるぜ」
「あんまりはしゃいだら危ないよ」
足音の正体は玲那の取り巻きである小林さんと川口さんだった。
「やば、こっちに来る」
「前田君、ちょっと我慢してね〜」
俺が岩の反対側で座っているところに玲那と足利さんが覆い被さってきた。2人の豊満な胸がタオル越しにむにゅりと押しつけられる。
「おいなんだこれ、板が倒れてるじゃねーか」
「誰かが覗くためにぶち破っちゃったんだと思う」
小林さんと川口さんは俺が倒した板を塞いでしまった。
「ねえ、ここからどうやって抜け出すの?」
京極さんが小声で聞く。
「とりあえず、あの2人がシャワーを浴びてる隙に脱出するしかないね...」
「シャワーが出てる間なら、私たちの足音も聞こえないよね〜」
「そろそろいいんじゃない?2人ともシャワーのところまで移動していったよ」
京極さんが現在の状況を伝える。
「よし、行くよ」
玲那が小声で言って俺たちは無言で走り出した。
「「「「...」」」」
3人ともタオルで前を隠しながら走っている。玲那と足利さんはタオルから上乳や横乳がはみ出してしまっており、走るたびにぶるんぶるんと揺らしていた。後ろの方も丸出しになっているお尻がぷるぷると揺れていてとても冥福だった。そして俺たち4人は脱衣所まで辿り着く。
「うっ...今は出られそうにないね...他の女子も着替えてる」
玲那が入口を見ながら言った。
「だったらこっちの部屋に入るのはどう?」
京極さんは別の個室へ行くことを提案した。個室の中には誰もいないようだ。
「もうそこしかないな...暑い!?」
俺は個室の部屋を開けて中に入ると、あまりの暑さに驚いた。
「ここ、サウナみたいだね〜」
「もう汗だくなんだけど...」
「でも今はここでやり過ごすしかないよね」
俺たちはサウナ室でやり過ごすことにした。
十分後。
「もうそろそろいいかな...?」
玲那が京極さんに聞く。
「うん、大丈夫だと思う...」
俺たちは入口へ移動する。もう辺りには誰もいなかった。
「ここから出たら一旦水風呂入らない〜?汗がすごいことになっちゃってるから」
「そうだね、あーしも水で流したい...」
「よし開けるぞ...あれ?」
俺はサウナ室の扉を開けて4人で外に出る。だが外に出た直後に熱気でふらついてしまう。
「ゆっきー!?」
「前田君危ない!」
玲那と足利さんが俺の手を取ろうとする。しかしお互いの汗で滑ってしまった。
俺の両手は玲那と足利さんの胸元にあるタオルを掴んでしまう。そのまま重力に従ってタオルがずるりと引き剥がされた。
「きゃ!?」
「〜っ!?」
タオルが剥がされたことで、押さえつけられていた胸がぶるるんっと盛大に揺れた。2人はすぐに両手で体を隠した。唯一体を隠していたタオルがなくなったことで、完全に素っ裸になってしまった。俺は地面に倒れそうになったが、京極さんが支えてくれた。
「危ない危ない、前田君大丈夫?」
「うう、ごめんみんな...いつも迷惑ばかりかけて...」
「何言ってるの!ゆっきーはいつも頑張ってるよ!」
「そうだよ〜自信持って」
玲那と足利さんが素っ裸の状態で励ましてくれた。金髪巨乳ギャルと水色髪巨乳お嬢様の励ましは俺には効果抜群だった。俺は顔を上げて2人の姿を見る。
2人のムチムチ汗だくボディはとても目のやり場に困るものだった。
「ゆっきー、流石に見過ぎだって...」
2人とも顔を真っ赤にさせていた。
「...そろそろタオル返してくれない?」
「あっやべ」
俺はタオルを持ったままなことに気づいて2人にタオルを返そうとした。
その時強風が吹き、俺の持っていたタオルが吹き飛ばされてしまった。
「「「あっ」」」
飛ばされたタオルはヒラヒラと宙を舞って水風呂の方へ飛んでいった。




