表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

47/100

第47話 肝試し1

〜自宅〜


「ただいまー」

「お兄ちゃんお帰りー。今日はどうだった?」


家に帰ると、夏希が出迎えてくれた。


「実はさ、途中ナンパ野郎に遭遇して...みんなが俺の彼女だからって理由で断ってきてさ、誰を選ぶのって感じて迫られてきて...大変だったよ」

「いいじゃんいいじゃん!順調に進んでるね!来週は肝試しに行くんだよね?」


夏希のやつ、随分と嬉しそうにしてるな...


「ああ、1週間後に東勝寺跡集合ってことになってるよ」

「東勝寺跡ね...肝試しだからお兄ちゃんいいとこ見せるチャンスだね」

「どうやっていいとこ見せるんだよ...」

「それは...まあ当日になってみないとわからないけど」


いや、具体的な案は無いのかよ。


「肝試し終わったらまた私に話してねー」


そう言いながら、夏希は部屋に戻っていった。

なんか...今日も色々ありすぎて疲れたな。



〜夏希side〜


私は部屋に戻って細川さんに連絡した。


『細川さん、お兄ちゃんたちは東勝寺跡に行くらしいよ』

『東勝寺跡ですか、心霊スポットとしては妥当だと思います』


そうなんだ...


『今回の作戦なんだけど、お兄ちゃんたちが歩く道を私たちが先回りして色々仕掛けていくよ』

『わかりました』

『細川さんって何だかんだいつも協力してくれるよね』

『まあ私も先輩方の反応が気になっているので』

『やっぱりそうだよね!私たちで後押ししてあげなきゃ』

『上手くいくといいですね』


私は細川さんとのやりとりを終えて、早めに寝ることにした。



〜幸晴side〜


1週間後。ついに肝試し当日になった。俺はまだ明るいうちに出発して、東勝寺跡に到着した。すでに3人とも揃っていた。


「みんな、お待たせ」

「ゆっきー待ってたよー」


玲那の格好は上は肩出しの服で下はミニスカートであった。


「今日も楽しんじゃおうね〜」


足利さんは...何ていうんだろう?地雷系のような服を着ていた。


「今日も暑いけど、ここの心霊スポットならきっと涼しくなれると思うよ」


京極さんは白い服に青いスカートというラフな格好をしていた。


「ゆっきー、すごい見つめてるけどそんなにあーしたちの私服見たかったの?」


おっと、見てるのがバレてしまった。


「そうだよ。私服もいいなーって思って」


俺は正直に答えた。


「おお、ゆっきーも素直になったね」

「前田君も男の子だからね〜。目線が吸い寄せられるのはしょうがないことだよ」


よかった...あまり引かれていない。


「それじゃあ出発しようか」


京極さんが先頭に立って、俺たちは心霊スポットを歩き始めた。



〜夏希side〜


「細川さん、お兄ちゃんたち来たよ」


私と細川さんは先回りしてお兄ちゃんたちが来るのを待っていた。今は茂みの中に隠れている。


「いよいよですね。皆さんがどんな反応をするのか楽しみです」


今回の作戦としては、お兄ちゃんたちが歩いてきたタイミングで用意しておいた釣竿を使って上から色々ぶら下げてびっくりさせるような感じだ。


「これで超常現象が起こってるように見せることで、吊り橋効果を狙うのですね」


細川さんが小声で確認をしてくる。


「そうだよ、お兄ちゃんどんな反応するんだろうね」


お兄ちゃんたちが少しずつこちらに近づいてきている。

私たちの作戦がついに実行に移された。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ