第37話 海水浴16
「準備はいい?よーい、スタート!」
「えい!」
玲那が足利さんの手に手を重ねてそのまま押していく。
「おっと...」
足利さんもその場で踏ん張っている。
2人の力は拮抗していた。そしてお互い膠着状態のまま、身体を密着させていった。
「すごい...どっちが勝つか全然わからないよ」
京極さんが2人を見つめながら言った。
「ああ、確かにすごいな...」
俺は勝負よりも、2人の胸同士がくっついてむにゅむにゅと押しつけあっている光景に目が離せなくなっていた。
玲那の白い胸と、足利さんの日焼けした胸が隙間なく密着している。
「足利さん、やるわね...」
「そっちこそ、粘るじゃん...」
ずりずりと胸を擦り合わせる2人。これは...乳相撲と呼べばいいのだろうか?
俺が見つめていると、2人のトップスが徐々に上にずり上がっていく。
「やば、こぼれちゃう!」
玲那は急いで後ろに下がり、トップスを直す。
「えーい!」
だがその隙をついて、足利さんが玲那の肩を押す。
「きゃっ!」
玲那がギリギリで耐える。とてもいい勝負だ。
「これ動きづらいわね...」
玲那はパレオを巻いていたので少し動きにくそうだった。汗でパレオが肌に張り付いており、お尻の形がくっきりと浮かび上がっていた。
「ゆっきーこれ持ってて」
玲那がパレオを外して俺に渡す。玲那のボトムスが食い込んだ白いお尻が見えるようになった。
「今度はあーしからいくよ」
玲那が再び足利さんと密着する。2人の両手は腰にあてられた。
「...」
俺と京極さんが静かに見つめる。
「とりゃ!」
玲那が足利さんのボトムスを掴んで上にずり上げる。
「んん!?」
足利さんも負けずに玲那のボトムスを掴む。ぐいぐいと2人のボトムスが引っ張られてお尻に食い込んでいった。むっちりとしたお尻がほぼ丸出しの状態になる。俺はその様子も撮影しておいた。
「このままじゃ埒があかないわね...そうだ」
玲那が足利さんを横へ倒そうと力を入れる。
「!?」
足利さんはバランスを崩したが、玲那の肩を掴んで巻き込んだ。
「やば!」
玲那が尻餅をついて倒れる。倒れた衝撃で、胸がぶるるんっと揺れた。さらに上から足利さんが覆い被さる。倒れた時に玲那が先に線から出たので足利さんの勝ちとなった。
「勝者、足利さん!」
「やった〜」
足利さんが両手をあげて喜んだ。その反動で胸がぶるんっと揺れた。
だが今回の乳揺れはそれで終わらなかった。
ギチギチ...ずるるっ!
「あっ...」
トップスが乳揺れと乳圧に耐えきれずに、上にずれてしまう。まるで本来の役割を放棄してしまったように見えた。トップスからこぼれ落ちた胸がばるんばるんと盛大に揺れた。
「〜〜〜〜っっ!」
足利さんはすぐにこぼれてしまった生乳を両手で隠す。足利さんの豊満な胸がむにゅうっと押しつぶされた。
「足利さん、またサービスしてるね」
京極さんも俺と一緒にこの一部始終を目撃していた。
「ありがとうございます」
俺はそう言いながら手ブラをしている足利さんの写真を撮った。
「それで、前田君はどんな衣装が見たいの〜?」
トップスを直した足利さんが俺に聞いてきた。ちなみに勝負が終わったあと、すぐにパレオを玲那に返した。
俺は悩んだ。...そういえば夏なのにスク水姿を見たことがなかったな...
「えっと...スク水姿が見たいです」
やばい、流石にスク水は引かれるかな...
「いいよ〜今度送ってあげるね」
何と承諾してもらえた。
「本当に!?足利さんマジ神」
足利さんって本当に聖人君子だよな...
「ゆっきー、もうやり残したことはない?」
玲那が俺に聞いた。
「もうないと思うけど...みんなの水着姿を見られる時間が終わっちゃうって思うと...うううっ!」
俺は、楽しい時間が終わる寂しさに涙を流していた。
「ちょっとゆっきー!?」
「前田君、また壊れちゃってる...姫川さん、足利さん、さっきの甘やかすやつまたやってあげて!
「ええ!?あれ恥ずいんだけど...」
「今までのを見て確信したんだけど、前田君はきっと大きい胸が好きなんだと思うの。だから2人でさっきよりもさらに甘やかしてあげれば、収まると思うよ」
「...姫川さん、ここはやるしかないね」
「うう、まあでも今日はゆっきーにとことんアプローチする日だもんね」
2人は決意を固めた。
「前田君、顔をあげて」
京極さんに言われて顔を上げると、目の前に玲那と足利さんが立っていて、肩を組んでいた。玲那のビキニに包まれた胸と、足利さんのビキニからはみ出した横乳がくっついていた。
「ゆっきー、あーしたちの胸に飛び込んできて」
玲那の言葉を聞いた俺は、すぐに2人の胸に顔を押しつけてしまった。
むにゅううううっと顔を埋めると、むっちりとしたほかほかで汗だくな巨乳が俺を優しく包み込んでくれた。
「よしよし、落ち着くまでこうしてていいからね〜」
「大丈夫?苦しくない?」
足利さんが俺の頭を撫でて、玲那が俺の背中をさすってくれる。
俺の不安定な気持ちが浄化された。もっと楽しもうと思った俺は、両手を伸ばして2人のお尻を触る。
「ひゃぁあ!?ゆっきー!?」
「も〜やったな〜えい!!」
「んぐぐ!?」
足利さんが自身の胸の谷間に俺の顔を押しつける。
「足利さんずるい!あーしも入れて」
玲那が俺の後頭部を胸で包み込んできた。これで俺は完全に四方を胸で包囲される。俺の耳に2人の心臓の鼓動が聞こえてきていた。
俺は極楽浄土の世界へ行ったような感覚を味わっていた。




