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第27話 海水浴6

「みんな、そろそろ海入らない?」


俺が月山富田城(砂城)を撮っていると、後ろから日焼け止めを塗り終えた玲那が声をかけてきた。玲那の肌は日焼け止めを塗ったことでテカテカと輝いていた。


「そうだね、築城に夢中で忘れてたよ」


京極さんが反応する。砂の城を作ることを築城と言っていいのだろうか。

俺たちは砂浜まで歩いていった。



「おお〜改めて見ると綺麗だね〜」


足利さんがこちらを振り向きながら言う。

太陽の光が当たっていることで、海まで輝いて見えた。


「今日は暑いけど、この景色を見れば少しは和らぎそうだな」

「ゆっきー、海に入ればもっと涼しくなれるよ!」


玲那が俺の手を取って浅瀬へ向かって走り出す。黄色いトップスに包まれた豊満な胸がたゆんたゆんと揺れていた。


「玲那、いきなり引っ張らないでくれ」

「私たちも行くよ!」


京極さんが足利さんの手を繋いで俺たちの後ろについていく。

走っているうちに俺の足が海水に浸かる。


「うわっ結構冷たいな」


足に海水の冷たさがダイレクトに伝わってきた。

足利さんと京極さんも俺たちの後に続く。


「本当だ〜すごく冷たいね〜」

「前田君、この冷たさを人に例えるなら源頼朝とか適任だと思わない?」

「...は??どういうこと?」


京極さんが意味不明なことを言ってくる。


「ほら、頼朝はこの海水くらい無慈悲で薄情で冷たい人って伝えたかったの」

「いや全然関係ないだろ...」

「隙ありー!」


俺が京極さんに突っ込んでると、玲那が横から水をかけてきた。勢いよく腕を上げたことで、ビキニに包まれた胸がふるんっと揺れる。


「うわ!?」

「あははは!ゆっきーの反応おもしろーい!どう?もう冷たいの慣れたでしょ?」

「この...やったな!」


俺は玲那にやられたことをそのままやり返した。


「わっ!ゆっきーもノリノリじゃん」


俺たちはしばらく水をかけあっていた。最初は冷たいと思っていた海水もすっかり慣れてしまっていた。


「はーっ!冷たくて気持ちいいね」

「...!?」


バシャバシャと浅瀬ではしゃぐ玲那を見てあることに気がついた。

濡れたパレオが玲那の身体にに張り付いて、お尻の形をくっきりと浮かび上がらせていたのだ。さらに、パレオが張り付いたことで、玲那のお尻に食い込んでいるボトムスも確認することができた。


「ゆっきーどうしたの?」

「いや、何でもないよ」


俺は慌てて顔を逸らした。


「むぅ...前田君、姫川さんばっかり見てる...」


足利さんが膨れっ面になりながら言った。足利さん、違うんだ...男性である以上目線がそっちにいってしまうんだよ...

俺は心の中で弁明した。



「前田君、もう少し深いところに行ってみない?」


京極さんはすでに少し先の方へ移動していた。もう冷たさには慣れてるから大丈夫だろう。


「前田君、転ばないように私が支えてあげるね〜」


足利さんが俺の腕を組んでくる。


「じゃああーしが反対側支えるね!」


玲那が反対側の腕を組んできた。逆に動きづらくなっている気がするんだけど...


「前田君、転びそうになったら私に捕まっていいからね?」


足利さんが俺の右腕に胸をむにゅっと押しつけてくる。サイズの小さいビキニから溢れ出ている横乳の感触がダイレクトに伝わってきた。


「足利さん、当たってるんですけど...」

「どう?私のも姫川さんに負けないくらい柔らかいでしょ?」

「柔らかいです...」


これは否定できない事実だ。


「足利さんがやってくるならあーしもやっちゃうもんね」


玲那も足利さんと同じことをしてくる。俺の左腕にビキニ越しの柔らかい感触が伝わる。


「大きさならあーしだって負けてないんだからね」


なんだか2人とも積極的だけど何かあったんだろうか?

そう考えていると、前方から少し大きめの波が来て、俺はバランスを崩しそうになった。


「うおっ!?」


俺はすぐに2人に向かって両手を伸ばした。


「ゆっきー!?」

「前田君!?」


幸いにも、2人に掴まったおかげで倒れずに済んだ。だが今度は別の問題が発生していた。


「あっ危なかった...」

「ゆっきー...そろそろ手離してくれない?」

「......」

「ん?...あっ」


俺の右手は足利さんの胸に、左手は玲那の胸を触ってしまっていた。2人の胸は極上の感触だった。

「ご、ごめん!すぐに離すよ」

「大丈夫だよ〜前田君が無事ならこれくらい平気だよ」

「そうそう、ゆっきーへのサービスだと思ってるから」


その時、京極さんが慌てた様子で叫んだ。


「みんな、波が来てるよ!」


「「「...え!?」」」


一際大きな波が俺たちに襲いかかってきた。


「うわあああーー!!」


俺はバランスを崩してしまった。反射的に手を伸ばして何かの紐を掴み、そのまま引っ張って倒れてしまった。


「〜〜〜っっっ!!??」


やがて波が引いていき、周りが確認できるようになった。俺たちがいたのは水深が膝丈くらいの場所だったので、溺れなかったのが不幸中の幸いだった。


「ゆっきー、大丈夫!?」


玲那が駆け寄ってくる。玲那も巻き込まれてるのに、真っ先に俺の心配をしてくれるなんて、本当に優しい人だと思った。


「ああ、俺は大丈夫だよ」


辺りを見回すと、京極さんが足利さんの方へ近づいていた。足利さんはしゃがんでいて首から上だけを水面から出していた。


「足利さん?どうしたの?」

「...水着流されちゃった...上も下も」

「ええ!?本当だ!」


足利さんは後ろ向きになり、両手で大事なところを隠していた。だが、水中が透けて見える為、胸を隠していてもお尻が隠せていないことに気づいた。急いで足利さんの水着を探さなくてはいけない。


「ねえ、ゆっきーが掴んでるものって...」


玲那が俺の掴んだものを見て言う。


「え?...あっ!」


俺が波に巻き込まれた時に掴んだのは、足利さんの水着だった。右手でトップス、左手でボトムスの紐を引っ張っていたようだ。...というか、足利さんもホルタービキニタイプだったのか。


「足利さん、ごめん!俺が引っ張ってたみたいだ」


俺は京極さんに足利さんの水着を渡した。


「前田君が足利さんの身ぐるみ剥がしちゃったんだね」

「変な言い方しないでくれよ...」


まるで俺が追い剥ぎしてるみたいな扱いじゃないか。

京極さんが足利さんに水着を渡して、足利さんがそれをすぐに水中で身につける。


「ふ〜、これで安心だね」


足利さんがようやく立ち上がる。水色のトップスに包まれた巨乳がたぷんっと揺れた。


「一旦海から出よっか。お腹空いてきたし」


玲那の提案で俺たちは拠点に戻ることにした。

戻る途中で足利さんが話しかけてきた。


「前田君、さっきは見苦しいものを見せちゃってごめんね」

「いや謝るのは俺のほうだよ」

「でも捕まってって言ったのは私だからさ...でも今はさっきより強めに結んだから大丈夫なはずだよ...ちょっとキツイけど」


足利さんを見ると、トップスの方は胸が締め付けられていることで、深い谷間ができており横乳や下乳もさっきより広い範囲で見えてしまっている。ボトムスの方も締め付けられたことによって、ただでさえ狭い布部分がずり上がってお尻の大部分が見えていた。腰の紐も食い込んでいる。


「流石にガン見しすぎじゃない...?」


足利さんが顔を真っ赤にさせる。


「ああごめん、あまりにも刺激が強すぎて...というか俺、無礼打ちとかにならない?」


俺は反射的に顔を逸らした。


「大丈夫だよ〜。今日は水着姿が見たいっていう要望に応える日なんだし、前田君はいつも頑張ってるんだから、これくらいはサービスしてあげるよ」

「足利さん...ありがとうございます」


なんて慈悲深い人なんだろうか。俺は生きてて良かったと心から思った。

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