第25話 海水浴4
〜砂浜〜
「前田君、ここが由比ヶ浜だよ〜」
喋っているうちに海に到着していた。ここが海か...
「よし!早速着替えようか!ゆっきーも着替えたらあの辺で待っててね!」
玲那たちはすぐにかけだしていった。すでにこの海の開放感に飲み込まれているように見えた。
俺は着替えてすぐ集合場所に行った。最初に来たのは玲那だった。
「ゆっきーお待たせ!」
玲那は走りながらこちらに近づいてくる。豊満な胸がぶるんぶるんと揺れていた。
「どう?似合ってる...かな?」
「...!!」
玲那は黄色いビキニを着ていて腰にはオレンジ色のパレオを巻いていた。風でパレオが捲れると、黄色いボトムスがチラ見えするようになっている。玲那の明るい金髪と白い肌に日光が当たって光り輝いているように見えた。
「ああ、めっちゃ似合ってるよ。肌も髪も綺麗で目に優しいし...」
「よかったー、早く見せたくて急いで着替えてきた甲斐があったよ」
「そんなに焦らなくてもいいのに」
「だってゆっきーを1人にできないでしょ。ナンパでもされたらどうするの?」
俺がナンパされる側なのか...
「前田君、お待たせ!」
続いて京極さんがやってくる。
「これ、新しく買ったんだけど...」
京極さんは上下ともにピンク色のビキニを着ていた。少し恥ずかしそうにしているのが新鮮だった。
「かっかわいい...」
俺は思わず口に出してしまった。
「本当に!?やった...!」
京極さんが満面の笑みを浮かべる。
やっぱり京極さんって偏った思想さえなければ普通に可愛いんだよな。
「おっお待たせ...」
少し遅れて足利さんもやってくる。だが水着の上に黄色いパーカーを着ていた。パーカーは太ももまで丈があったので、水着が完全に隠れていた。
「あれ?水着はどうしたの?」
「あの...他の人に見せたくなかったから、ここで見せようと思ってね」
「確かに刺激強そうだもんね。ここなら私たちしかいないから見せても大丈夫だと思うよ?」
俺たちがいるところは砂浜の中心地から離れているところなので周りに人はいなかった。
「そ、そうだね...じゃあ見せるよ」
京極さんに後押しされて足利さんが俺の前まで来た。足利さんはパーカーを着ているが、胸元がぱつんぱつんになっている。水着を見るだけなのに緊張感が高まっていた。
「よいしょっと」
じじじじっとパーカーのチャックを下ろしていく。足利さんの水色のビキニに包まれた胸が少しずつ見えるようになり、深い谷間が姿を現した。足利さんはチャックを最後まで下ろすと、パーカーに押さえつけられていた胸が解放されてぶるんっと揺れた。
「うお、すげぇ...」
俺は言葉を失った。なぜなら、足利さんの着ていた水色のビキニは布面積が2人よりも小さい物だったからだ。トップスの布は足利さんの胸を隠しきることができておらず、胸の谷間だけでなく横乳や下乳まで見えてしまっていた。さらにビキニの紐が肌に食い込んでしまっており、窮屈そうにしている。
「こっちも見せるよ〜...」
足利さんは後ろを向いて、パーカーを徐々に下に下ろしていった。背中とトップスの紐の結び目が見える。最後にパーカーを脱ぎ去ってボトムスを見せてくれた。
ボトムスの方も2人より布面積が狭くなっており、足利さんのむっちりとしたお尻が半分くらい見えていた。
「恥ずかしいけど、これも前田君のために用意してきたんだ〜」
足利さんが顔を赤くしながら言う。俺のためにここまでしてくれるなんて...
俺は感動で嬉し泣きをしていた。
「ええ!?ゆっきーどうしたの!?」
玲那が心配する。
「俺、こんなに幸せでいいのかなって思ってさ...」
「泣くほど嬉しかったの?大袈裟すぎだって。あーしたちもゆっきーが喜んでくれて嬉しいし」
玲那が俺の頭を撫でてくれた。まるで女神様のようだった。
「もう...天国に来たような気分だよ」
「前田君...今まで辛い思いばかりしてきたんだね〜」
足利さんもこちらに寄り添う。
「前田君!ここはもうパラダイスだと思って楽しんじゃお!」
京極さんも近づいてきた。水着姿の美少女3人に囲まれているせいでドキドキが止まらない。
「えっでも...こんな非日常的な空間じゃ興奮しすぎてどうにかなりそうだよ」
「そうなの?...じゃあ冷静になれる想像をすればいいんだよ」
俺に提案をする京極さん。
「どんな想像だ?」
京極さんが俺の耳元まで近づいて囁いた。
「例えば、水着姿の毛沢東をイメージしたらどう?」
「...」
京極さんの案はとてもおぞましいものだった。
冷静になるどころか、一瞬で萎えてしまった。




