プロローグ
初めて小説を投稿します。更新は一日一回、4~5日で完結の予定です。
酷評でも、意見でも、何かありましたらどんどんください。ただ学業が忙しかったり部活が忙しかったりするので、もしも返事を返せなかったら本当にごめんなさい。
黒く汚れた肉が押し寄せる。
僕の剣は魔獣の血にまみれ、すでに腐敗を始めた肉があたりに異臭を放つ。
迫るかぎづめをかわしながら、片端から敵を切り捨てていく。
後方では素早く呪文を唱える銀髪の魔女が、そして少し離れた所にも、その巨大な斧を振るって豪快に獣を倒していく斧使いの大男がいる。
僕たちは魔獣を倒すための訓練を受け、さまざまな戦闘方法を習ってきた、いわば魔獣討伐のスペシャリストだ。
僕たちのように、魔獣討伐を専門的に行う人間を、討伐する者と呼んだりする。
この世界にはあちこちにサプレサーが訓練するための施設があって、毎年とても多くの人が魔獣討伐のためのスキルを獲得していく。
なぜそんな事をするのかというと、僕らはずっと魔獣たちと戦争をしているから。人がこの世に誕生して以来、魔獣との闘いが途絶えたことはないらしい。
なぜだろう?
そう思う人も多いと思う。だって戦争って言ったら、普通はいつかどちらかが勝って、それで終わる。けれど、人と魔獣の戦いはいまだ終わっていない。休戦なんてこともなかった。
魔獣の好物は人の肉だ。他の動物も食べるけど、やっぱり人間の肉が一番好きらしい。とにかくやつらは人を見れば必ず襲ってくる。
そして人間もまた魔獣のことは好かない。まあ、出会えば必ず襲われるのだから、好きなはずがないのだけれど。
大昔から戦っているのにいまだ決着がつかないのは、魔獣の生まれに関係している。
やつらが生まれるのに親は必要ない。どこからともなく生まれてくるのだ。だから、たとえ魔獣を全滅させたとしても、すぐにまた復活する。そりゃいくら人間が強くても勝てっこないわな。
人間は今まで何とか全滅させられずに済んでいる。
とても危なかった時代もあったらしいけど、今はそれなりの数がいるから大丈夫。魔獣と違って、人間は全滅させられたらそれで終わり。だから絶対に負けられない。
ほっとくと魔獣はどんどん増えていくから、だからサプレサーが必要とされている。
ものすごい数の魔獣を倒して、歴史に名を残す人たちがいる。人は彼らを「戦の神」と呼んで敬った。きっと彼らがいなければ、人々はとっくに魔獣に負けていただろう。
僕らもそんな人たちにあこがれて、ずっと訓練を受けてきた。そして今のパーティが生まれた。
まだそんな大活躍はしていないけど、弱い魔獣ならかなりの数を倒してきた。
そして今、僕らは…………