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人間より上位な者8
「しっ……!」
「早速お出ましか?」
「ねぇねぇねぇ!!普通に怖いよ!?」
儚がサーっと顔を青くさせてギリギリと肩を掴む。かなり痛い。
「大丈夫だ。お前なら素手でそうゆう感じのやつをぶっ飛ばせる」
「いや、そこは俺が守るって言ってよ」
俺が励ましたら不服そうな目をされた。
音がした方に注意を向けて、押し黙る。
この時間帯人は居ないはず。
じっと息を潜めて教卓の裏で様子を伺う。
ガラガラと扉を引いて入ってきたのはここの女生徒だった。
「忘れ物か?」
「え、でも人払いしたって。ソレが何かわかんないけどね」
ヒソヒソと顔がくっつくくらいの距離で話す。
儚はいきなりバッと俺との距離を取ろうとして、教卓に思いっきりぶつかった。
ぶつかったら音が出るわけで、教室に入ってきた女生徒が警戒心を顕に叫ぶ。
「誰っ!?隠れてないで出て来なさいよ!」
「お前のせいだからな〜」
「だっ、だって〜」