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爆縮と体温の機知(3)

影響

静かな世界には

纏うべき形がある

それを上から塗り潰すように

街宣車が通り抜けた

不必要だった空気圧は

ドップラー効果を

斜めに飛ばして

花弁が落ちるのを

促しているようだった


白い紙の中に

世界が一頻り入り込み

誰も要らない物が

目の前に出来上がったとして

それを誰にも見せないことが

幸せであるかのように言う

小鳥のような鳴き方を

好きにはなれない

焚き上げて沈めれば

魚の餌にはなるだろうか


赤いスープの味は

トマトに頼っていて

鶏ガラスープの素と

握手している

和んでブロッコリー

キャベツの千切りには

胡麻油と塩昆布

白い皿の上は

笑いが絶えない

トウモロコシまでは

あと少しだろうか


笑っているのか

笑われているのか

そんなことを

考える必要は無く

他人に

何か、行動をさせたなら

行動をさせた者の勝ちなのだ

他人に

影響を与えるということに

善悪は無い

感じたから

そう行動したのは

自分から発しているようで

他人から促されているのである

目の前の興味の無い物に

興味が無いという影響を

芯に受けたのだ


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