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短編(詩)

旅路

作者: 咲元 

 うさぎが跳ねた。

 

 ノートの端に描いたうさぎがページを捲るたび、ぎこちなく跳ねる。


 それは、鉛筆の軌跡。


 へたくそなうさぎだったけれど、きみは無邪気に喜んでくれた。


 その笑顔を、ずっと見ていたいと思った。




 初めてのデート。


 ぼくの一方的な話を、真剣に聞いてくれた。 


 いつか追いつきたい人達がいる。


 途方もない目標も、素敵なことだと言ってくれた。


 きみが信じてくれるなら、どんな困難も越えられる気がした。




 勝手な奴でごめん。


 そんなぼくのことが好きなのだと、きみは微笑む。




 きみを喜ばせたかった。


 それだけは嘘じゃない。


 今までも、そしてこれからも。


 だから、信じてついて来てほしい。


 必ず幸せにする、なんて格好良いことは言えないけれど。


 でも、誰よりきみのことが好きなんだ。

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