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ご都合主義  作者: タンクルオステウスと化したCPQR
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幸せって何?

読んで貰えるだけで嬉しいので、感想とか書かれると逝きます。

僕は女の子が好きだ。

正確には女の子の身体付きが好きだ。首から上なんてどうだっていい。とれていようが、抉れていようが気にしない。四肢だって、そこまで興味がある訳じゃない。確かにあの成長期の肉が骨に追いついていない様な腕や脚は綺麗だ。でも、それだけ。付加価値に過ぎない。あの胸から臍にかけてのあのすじ、あばら骨、触ったら粉々になりそうな背中が好きだ。意外と膣とか尻にいれて行為をしようとかは思わない。どうしてだろう。


女の子が身体を仰け反らせた姿が好きだ。苦悶の表情をしていたら尚良い。もし、四肢が無かったらそれはそれで構わない。喋れなくても、目が見えなくても、耳が聴こえなくてもいい。身体だけが欲しい。それ以外はオプションで、あってもなくてもいい。


ここまで説明したのに胴付きのオナホールでマスかいてろ、なんて皆言わないだろ?確かに確かに扱いはオナホールと同じかもしれないが、質感も、肌触りも愛着も違う。だから、


だから別に僕の部屋のベットに右腕左足の無い耳の聞こえない女の子が眠っていてもおかしくはない筈だ。


彼女は気付いたらそこにいた。

右腕左足も始めから無かった。耳も聴こえていない。耳元でアラームを鳴らしても起きなかった。揺すって見ると、ハッとしたように起き上がるが、その間鳴り響いているアラームの音には気付かない様子だった。

「ここはどこ?」

「ぼ、僕の家?」

「人の家…新しい家…」

会話は僕の口を見て話す。読唇術が出来るみたいだ。名前も年齢も何処から来たのか、人間かすら分からない。初めの頃は、はい、分かりました、等の頼み事の返事以外何も答えなかった。それでも、生活に必要な知識は持っていたので、彼女は大体の事は一人で出来た。トイレ、食事、風呂、着替え…

そう、彼女の着替えを手伝えなかったのは残念だった…

それでも、ある程度の事なら出来ていたので僕は彼女のことも食費が少しかさむ程度しか考えなかった。だから、捜索依頼も身元調査も役所にも行かなかった。

僕は望んでいた。彼女を。


彼女は僕にとって理想的だった。世話は自分で出来るから必要ないし、肉付きだって顔立ちだって悪くない。

何より、口元を隠せば聞こえない彼女に言いたいことが言える。初めは彼女に一緒に寝て欲しいと頼んだだけだった。

断られると分かりながらも頼んだ願い事。

しかしそれは叶えられた。

頼み事が通った事に漬け込んで僕は彼女を抱き締めて言いたい放題の欲望を口にした。

それからは毎日僕は寝る前に彼女を抱きしめ、顔が見えないように彼女にしたい欲望をぶちまける。そして眠る。快眠だ。何を言っても彼女には伝わらないのだし、行動に移さなければ二人の関係は平穏でいられる。今の僕の生活は幸せだ。


右腕左足が無いのは以前住んでいた家のゲス野郎に弄ばれたから聴覚が機能しないのは生まれつき

その代わり、生まれつき能力がある。瞬間移動。ただし、一つ条件が、それは自分の意思で行きたいところに行ける訳じゃないと言うこと。

だからリスクがある。

それに、私を気味悪がった両親の元には帰りたくないし、ゲス野郎の所なんて論外だ。だから、


だから、異常な性癖者でも、私を受け入れてくれた彼の部屋が一番居心地がいいと思うのは何ら可笑しいことではない筈だ。


私は気付くと見知らぬ男の部屋にいた。

初めは戸惑ったが、段々と状況を理解した。

私にはもう一つ特技がある。それは他人の思考はある程度覗き見ることが出来るという物だ。

それで彼が私を見てどう思っているのか分かり、私は何か諦めを感じた。

彼が異常な性癖者で、私を突然現れた人形程度にしか思っていなかったからだ。

しばらく共に生活すると案の定、彼は一緒に寝てくれと命令してきた。

私は今までの経験から彼に従う事にした。

そして私は彼と一緒に一夜を明けた。

しかし、実際は突然抱き締められ、彼の性癖暴露を延々と聞かされるだけだった。拍子抜けした私は彼の命令は思い返し、どこか可笑しい事に気が付いた。彼の命令は頼み事のようだった。

それから改めて彼の思考を読んでみると、私の事を人形と見ていたのが同居人程度に変わっていた。

正直、思考が見えても彼がどういう考えをしているのか分からない。

それから今では彼に養われる形で同居しているだけになった。

彼は今まで見てきた人間の中ではマシな人間だ。暴力を振るったり、性欲の捌け口にもしない。

それどころか何も文句を言わずに私をここに住ませてくれているし、身元を調べようともしない。

その点はズボラだと思うが、衣食住に困るよりはマシだ。

ただ、彼は私が口の動きで会話をしていると思っているようで、寝る前に口が見えないように抱きしめて私にしたい事をぶちまけてくる。

だだ漏れだ。彼はお陰で快眠らしいが、私には暴露大会にしかなってないのでそろそろどうにかしないといけないと思っている。

今の私の生活は幸せだ。

初投稿なので、保存し忘れたりとか色々やらかしましたが、何とかここまで漕ぎ着けました。取り敢えずこれから続きの話を作っていこうと思います。読んでいただきありがとうございました。

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