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白と黒と犬と猫と
朝犬神様の元へ行くと、犬が増えていた。
「なんだ?」
「あ、おはよー。この子達は私の狛犬だよ。」
二匹の犬のうち、真っ白な犬のほうが話しかけてきた。
「初めまして。私は黒犬と申します。よろしくおねがいします。犬巫女様。」
「あ、ああ。」
そしてもう一匹の真っ黒な犬も話をする。
「初めまして。僕は白犬と申します。よろしくです。」
「よろしく。」
「どうだ!かわいいだろ!羨ましいだろ!ふふん!」
なんて抜かしている犬神様はほっといて、今現れた理由を訪ねる。
「なんで今さら?」
「私たちは力が弱いのですよ。最近、信仰が少し戻ったみたいでやっと具現化できたのですよ。」
なるほど、それは理解。
「あんたらは犬神様を守るのが役目なんだよな?」
「そうですね。」
「じゃ、なんで信仰なくしてんだよ。」
俺がそれを言ったとたん、黒犬白犬は泣き出した。
「本当に不甲斐ないです。実を言えば、隣町の猫噛町の猫にやられたのです。」
猫噛町の話は聞いたことはあるけど、そんなに狂暴な猫がいるのか。
「ニャー。」
「よしよし。さて、行こっか。」
「にゃんにゃん。」
たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。




