初めましてとよろしく。
俺の住むこの町、犬見町では、犬神様と呼ばれる神様に守られている。
そして犬神様を100年に一度目覚めさせる犬巫女様を決める儀式なんかもある。
そういうふうに言われてきたのに。
いざ犬神様の本殿を見に行ったら祠がちょんとあるだけで、その後ろに六畳程度の建物が1つ。
これで本当にこの町を守れるのか?
なぜ俺がここにいるのかと言えば、説明した通り100年に一度目覚めさせるんだ。
犬巫女様が。
そしてこの俺が、犬巫女様なんだよ。
わかる!みんなの言いたいことはわかるよ?
でも、代々犬巫女様だった俺の家では俺しか生まれなくて、他に立候補する人もいなくて。
「はぁ、、、。」
まだ息が白くなるな。
祠の後ろ側に回り込み、六畳ほどの部屋をあける。
そこには、銀色の髪と耳、しっぽの生えた小さな女の子が寝ていた。
「んなっ!!?」
「ん、、、。」
女の子はまだ寝ていて、吐息は白くリズムよく吐き出されている。
「こいつが、犬神様?」
その一言に反応したのか、犬のような耳がピクリと動く。
「んん。ん。んふぁっ。」
起きた。
「あえ?だえ?」
舌がまわってないのか、言葉が少し変だった。
「あんたが犬神様か?俺は源田囃子和知。よろしく。一応犬巫女だ。」
「男の人になっあのあ。ふぅわぁ~。」
あくびなのか?
「よろしくね。私は犬神だよ、ご主人様。」
「ご主人様?」
「ワン!」
これ以上連載増やしてどうするの?
バカなの?死にたくはないんですけどね。
たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。
むちゃくちゃしたい!のほうもおねがいします。