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詩集「黄昏に思う」  作者: 荊
3/25

人という何か

人の本質は

欲望と感情で塗り固めたガラス玉に過ぎない


きっと、中にあるのはコールタールだ


欲望に軋む


感情に軋む


でも、これらは全て妄想なのだ

理論も証明も何も無い


人は人を知りたがる

理解したがる

人を知るために人を見る

そして自分を知った気になる


この衝動も


この感動も


人から見れば、何かに変わる

けれど、自分にとっては何も変わらない


僕の本質は、欲望と感情に塗り固められたガラス玉に過ぎない


何か訳の分からない黒い粘着質の塊を

触れれば壊れそうな程に薄いガラス膜で覆ってる


見れば見る程、歪んだ自分の顔が見える


これは誰だ



君には僕が見えるのか


僕に見えるのは



これは誰だ。

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