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あらたよ  作者: マリモ
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序章 高校生活 ー体育祭ー

今日は体育祭の日

体育祭終わったら焼肉屋で打ち上げあるし、もう楽しみすぎる!!

着替えの時も先生の目を盗んでみんなで写真を撮った

変顔したりぶりっ子ポーズしたり…

体育祭中はみんなで雑談会

隣のクラスの子達とも仲良くなって大きな輪を作っておしゃべりした

イケメン探しして黄色い声をみんなであげた

正直隣のクラスの子達とは同じクラスの子達よりも気があうみたいだ

ノリもテンションも合ってすごく楽


「私田中君とツーショット撮りたい!」

突然りあちゃんが言い出す

「いいじゃんいいじゃん!行ってこい頑張れ!」

そう言って送り出す

でもどうやら1人では緊張するらしい

だから私も少し良いなと思っていた男子にツーショットをお願いすることになった

すると海野くんが写真撮ろって誘ってくれた

モテ期来たか!?なんてね

2人で男子陣に潜り込む

ツーショットお願いすると周りの男子が騒ぐ

私たちは照れくさいような嬉しいようなそんな感覚だった


体育祭が終わった

あいちゃんと2人で係委員の仕事があるりあちゃんを待った

そこでも恋バナ

「りあちゃん絶対上手く行くよね」

「うん、いかないわけがないよ」

そんな会話をしているとりあちゃんが戻ってきた

「ねぇ!ツーショット撮っちゃったー!!えこれ脈アリかな?どうかな?あー緊張したー」

「え絶対脈あるって!いけるいける!」

「打ち上げの時隣座っちゃえば!!」

「えー良いのかなぁ…どうしよー!!」

3人で騒いでいるとあかりちゃんも合流

4人で打ち上げ場所に向かった

打ち上げ場所につくとやっぱり男女別で座った

それでも私たちはドキドキが止まらない

後ろに座っていた阿山がこっちを見て茶化してくる

「上原って圭介のこと好きなの?」

少しいたずらっ子のような笑みを浮かべながらりあちゃんは質問された

りあちゃんは恥ずかしそうにシーっと手を口にやる

「男子って彼女いる人いるの?」

りあちゃんが聞く

「えー、多分いない?と思うよ。あでも俺はいますー」

それを聞いた瞬間その場みんなが大盛り上がり

「え!誰!どんな子!写真見せて!」

みんなが一斉に聞く

「え見せないよ絶対!」

「見せろよー照れんなよー」

男子も女子もみんなで阿山を茶化す

阿山は少し照れくさそうに

「じゃー男子代表の谷田と女子代表の上原で!」

りあちゃんが私!?とでもいうかなような表情を浮かべながら阿山に見せてもらいに行く

みんなで「スマホ奪い取ってこーい!」なんて言いながら見送る


数分後、2人が戻ってくると険悪な雰囲気があった

話を聞くとりあちゃんが阿山の彼女の写真を自分のスマホで撮ったらしい

阿山は言った

「まじでやめて、本気で消して」

でもりあちゃんは食い下がった

「もう消した!消したからいいでしょ!!」

「証拠みせて!ちゃんとゴミ箱からも消してよ!?」

しばらくの揉み合いの末、見ていた男子が言う

「もう良いじゃん、消したんでしょ?それで終わり」

ようやくその場が落ち着く

りあちゃんに話を聞くと阿山が田中くんの変顔写真を送ってきたらしい

それが嫌で意地悪したくなったとのこと

どっちもどっちな気がするけど…

立場的にはりあちゃんの味方でいないとなぁ

そんなことを考えていたら打ち上げはお開き

それぞれなんとなくモヤモヤしたまま帰路についた

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