恋愛は死ぬまでの暇つぶし。
「多分、そこから落ちても死ねるかどうか微妙ですよ?」
三階建ての学校の屋上。外周の部分の低い立ち上がり壁――、パラペットに腰かけ、宙で足をぶらぶらしていた僕はそう声をかけられた。
後ろを振り返れば、制服姿の女子生徒が屋上の扉に立っていた。
どこかで見たことがある。多分同じクラスだったはずだ。名前が思い出せない。
「あ、っと――、……ごめん、誰」
「今から死のうとしていた者です」
「自殺志願者ってことですね」そう臆面もなく語る彼女に対して、思わず僕が硬直していると、「となりいいですか?」と、問いかけられた。こちらが答えを出す間も与えず、結局隣に座ってくるのだから、自由な女だな、と思う。
「下を見てください。学校の屋上。自殺場所として聞こえはいいですが、精々約十メートル。打ち所が悪かったら死ねません。というか死ねずに病院生活になる可能性のが高いです」
「なるほど。そんな情報を僕になんで?」
「もし、あなたが死にきれずに、私だけがこの場所で死ねたら恨まれる気がしたので」
「ふぅーん」
「逆もまた然りです。私が死ねずにあなただけ死んだら恨みます」
横目で彼女を覗けば、その瞳には嫉妬の炎が逆巻いていた。
意思を感じる瞳に、とても今日ここに死にに来た人の目には見えなかったけども。
「でも私、ここには死にに来たんじゃないんです」
「じゃあ何しに来たのさ」
「死ぬまでの暇つぶしを探しに」
「それ、僕?」
あからさまに僕を瞳に捉えながら彼女が話すものだから、思わず自分を指さしてしまった。
その質問に対して、彼女は「ええ」と言葉少なに頷いて、話を続ける。
「私、ここよりいい自殺スポット知ってます」
つまり、彼女の用件は。
「――死に場所が変わるだけです。どうせなら、私と一緒に死んでみませんか?」
――仲良く私と心中しませんか、ということだった。
何も世界は、ハッピーエンドの映画が全てじゃない。
喜劇の裏に悲劇は隠されていて、彼女の演目もその後者だった。
彼女は喋りたがりだった。
自殺スポットまでの道を連れ立って歩く中も、気にせず彼女は話し続ける。
よく喋るし、全部喋る。聞いてないことまで、何から何まで。
両親が宗教に側倒し始めたらしいということ。
良く分からない宗教に勝手に入信させられて、自由が奪われたこと。
犯罪まがいの片棒担ぎをやらされていて、自分の手が、もう完全に汚れ切っていること。
何から何まで、どうしようもない話だった。
どうしようもない、彼女の現状。
「次は処女でも捨てられるんですかねー?」
たはは、と笑って彼女が言うから。
僕も、笑い話で済ませていいのか分からなかった。
一介の高校生には、もうどうしようもない話。
僕がいくら手を尽くしたところで、介入のしようがない、どうしようもない話。
子供はどうしても無力で、大人に頼ってもままならない事情を理解してもらえない。
「あ、そうだ! 暇つぶししません?」
“暇つぶし”。僕がその一言に眉を下げると、隣を歩く彼女は、突然僕の腕に手を絡めてきた。
「あ――、うぇ?」
「暇つぶしですよ。死ぬまでの暇つぶし。恋愛しましょ、恋愛」
最後の言葉を強調するようにして、彼女は片方の眉と唇の端を吊り上げる。
笑っている、のだろうか。にやりと、物語の黒幕が浮かべるような笑みを彼女は見せた。
「私があなたのこと“ダーリン”と呼ぶのであなたは私のこと“ハニー”って呼んでください!」
「色々段階すっ飛ばしてる気がするんだけど」
「なんてたって今から死ぬんですから。深刻な状況です」
「本当に深刻な状況じゃん」
「ええその通り。事態は一刻を争います!」
そうして鼻息を荒くしてキラキラとした瞳がこちらに詰めてくる様に、僕は思わず瞠目して――、それから数秒、言葉をようやく腹から引っ張り出した。
「というか、いいのかよ。相手が僕で」
そもそも暇つぶしで恋愛をする彼女の感覚すら分からない。
今から死ぬというのに、それは生に希望を見出す行為な気がして、余計分からない。
彼女のことが、全然分からない。
「んーっと、……そーですね」
人差し指を唇に当てて、彼女は、少し考えるようにぱちぱちと瞬きをした。
それから告げた。
「――よろしくお願いしますね、ダーリン」
「ああうん。もう……――」
きっと、走馬灯が頭を駆け巡る時。
再生されるのはこの瞬間なのだろう、そう確信できる笑みだった。
「――よろしく、ぅ、…………ハニー」
律儀に返すことないだろ、僕のバカ。
「えへへぇ、ハニーですかそうですかー、へぇ――」
からかうような視線で僕を見るな。余計恥ずかしくなるだろうが。
「え? 照れてますか? 照れちゃってますもしかして!?」
「……照れてない」
「えー照れてますって絶対。ダーリンってばもう、可愛いですねぇ!」
ぶん殴るぞ。思っただけだ。
逃げようにも腕を絡められているせいで逃げようがない。
どうやら僕は、罰ゲームじみた呪いを背に、自殺スポットまで連行されるようだった。
何だって、まあ、こんな変なことに。
そりゃ、彼女は死ぬつもりで、これを本当に本気で最後の暇つぶしと捉えているからだろう。
最後だからこそ、こんな景気のいいことが出来るのだろうか。
その容姿は、到底見ず知らずの男子高校生に売っていい物じゃないと思う。
美少女。黒髪は腰にかかる丁度いいくらいの長さで、黒い瞳は暗く淀んでる。
まつ毛は長い。頬はほんのり赤い。肌は白い。体のパーツは訂正のしようもないくらい整っている。
背丈は僕より頭一つ分低い。かわいい。その生物が腕を自身に絡めてきているわけで、この状況で躍動する心臓は正しく機能していると思うけど――、
「(でもこいつ、今日のうちに死ぬのか)」
そう考えたとたん、心臓が静まり返るようだった。
どうも、彼女は僕を連れて心中するらしい。
「(――何で僕も死ぬんだ?)」
死ぬつもりはない。
屋上に行ったのは気まぐれだ。なんとなくそこからの景色が見たくなって、パラペットに腰かけて、それから、彼女に声をかけられた。
僕は自殺志願者じゃない。
これは彼女の勘違いが生んだ状況だ。
彼女の死ぬまでの暇つぶしに巻き込まれたのは、僕が一切訂正しなかったからだとしても。
生きるつもりがあるのなら、この状況を破棄して逃げればいい。
「(なんで、逃げないんだ、僕は)」
僕は一つしかない傘を他人に渡すような人間じゃない。
困ってる人が居たとして『精々頑張ってくれ』としか思わない。
だって結局、僕がその子の人生に介入して変わったことなんて、最終的には一つもなくなるのだから。
忘れられて、消えて。それから何も残らない。それなら何の意味がある?
自分の行為に意味を求めたがる。クズだと自分でも自覚してる。
それでも、自分が惨めにならないように、人並みに努力してる。
自分が死ぬ理由なんて一つもない。だって悪いことなんて何もしてない。
でも――、
「(あ、こいつ)」
軽やかな足取りで、気分よさげに歩く彼女の姿が視界に入る。
「(今、僕が見捨てたら死ぬんだな)」
そう思ったけど、見捨てなくてもこいつは死ぬ。
そもそも、見捨ててもこいつは死ぬ。ひとりぼっちで、死ぬ。
きっと、それだけじゃない。
「どうしました、ダーリン?」
「なんでもないよ」
「そうですか。……ふふ」
「? 何笑ってんの」
「いや、人と喋ったのが久しぶりで!」
「ふふ」と笑いをこぼす彼女が、死んでしまうのではないか。
『暇つぶしなんか、するんじゃなかった』。彼女はそう思いながら惨めったらしく劣等な感情ばかりを抱いて、死ぬんじゃないか。
四白眼に目を見開いて、泣きたくなった。
「ダーリン?」
彼女は心配そうにこちらを見た。
僕は一つしかない傘を他人に渡すような人間じゃない。
いずれ記憶から失われるし、最終的に他人の人生で変わったことなんて一切ない。
けど。
これが死ぬのは。
自分を心配そうに上目遣いで見上げる、この彼女が死ぬのは。
とても、怖いことだと思った。
きっと、この彼女さえ知らなければ。
後日、僕は彼女が死んだと聞かされても、全く動揺しなかったと思うのに。
「……ねぇ、腹減らない?」
「あ! おなかが減って泣きかけてたんですか!? 流石に私の慧眼をもってしても見抜けませんでした」
僕がご明察、といわんばかりに頷くと、彼女は少々間をおいて、にんまりとした笑みを浮かべた。
「……そうですねぇ、ソレなら仕方ない!」
彼女はそこで立ち止まって、大げさな所作で懐から長財布を取り出した。
「――最後の晩餐と、洒落込みましょうか!」
どうやら彼女の金銭面は問題がないようだった。
それから、提案したのは僕なのに、通学鞄をしばらく漁って、ようやく気付く。
「……財布、持ってくるの忘れた」
焦り散らかす僕とは裏腹に、彼女は余裕ありげに鼻を鳴らした。
「それくらい奢ってあげますよ、ダーリン」
「……いいのか?」
「たかが金ですよ」
自嘲気味に彼女は言って、それからどこか寂しそうに笑う。
「――金もあの世に持っていけませんし」
「それでは、わたしたちの自殺記念日を祝して……乾杯っ!」
「か、っ、かんぱーい」
カツンとグラスを突き合わせる音が響く。駅前のファミレス。テーブルに並べられた手軽につまめる軽食たち。そして、対面に座りにこやかな笑みを浮かべる彼女。目の前の光景と、その感覚全てが、僕にはどこかひどく遠い世界の出来事のように思えた。夢だと言われても、まだ信じられる。
頭では分かっているのだ。自殺記念日などという実にぶっそうな祝日がつくられている事実も、これから彼女は死ぬという現実も、いまから過ごす時間が濃密になるという確信も、これが彼女との最初で最後の食事だと、当然理解している。
この食事が終わったら、ようやく彼女は死にに行くんだ。
「あ、というか肉たべないんです? なんというか、簡単につまめるものばっかりというか」
「頼みすぎて食べきれなくても嫌だし」
「まぁそうですね。私はダーリンに遠慮しませんけど!?」
「君の金だろ」
「これ実は親の財布なんですよね」
彼女は財布をこちらに見えるように机の下から覗かせて「盗んできちゃいました」と舌を出した。
「いいの? それ」
「おや。咎めるつもりですか?」
「いや、べつに。君がそうする気持ちは、話を聞いてる限りだと、分からないことも……ない」
「信じてくれるんですか? もしかしたら全部嘘だったのかもしれませんよ?」
「そんな悪趣味な嘘、君なら吐かないんじゃないの……多分」
「へえぇー? ダーリンってば見る目ありますねぇ! そうです私は嘘なんてついてません! 清廉潔白です!」
目を細めて、気分よさげにフライドポテトを彼女は口へと運んだ。
彼女の境遇が全部嘘じゃないのは嫌だな、とか思いながら、僕もドリアを一口頬張った。
「そういえばどこら辺に座ってたの」
「はい?」
「クラスの席。それさえわかれば、思い出せる気がする」
「……? 何をですか?」
「……君の名前」
「……一応クラスメイトなのに、本当に私の名前知らないんです?」
正気をうかがうような彼女の眼差しに、何も言えずに視線を逸らした。
「でもまあ、いいですけどね?」と、頬杖を突きながら彼女は笑った。
「親が付けた名前なんて、何の価値もありませんし。そもそも、今からその名前を捨てに行くわけですし」
「名前で呼んでみたかったんだ」
「……? 何故?」
「ハニーは気恥ずかしいし、君だと距離が遠いだろ。お前だと、なんか雑だし」
「なるほど? つまり気恥ずかしくなくて、尚且つ親しみを込めて私を呼びたいと? へえぇー」
両手を頬に当てて、彼女がどこか嬉しそうにしているのは、僕の勘違いじゃないと思う。
「――じゃあ、来世で呼んでくださいよ」
「……来世?」
「ダーリンの気持ちは非常に嬉しいんですけど、“今”の名前で呼ばれたくないんですよ。どうしても、両親の顔がちらつくので。なので来世! 来世から私の名前を呼ぶ権利をダーリンに贈呈します!」
「……来世ってあるのかな」
「さあ?」
知らないといった様子で彼女は首を傾げ「でも!」と指を一本立てて言った。
「あったらいいと思いません? 死んだらそれまでかもしれませんけど、この出会いがなかったことになるのも嫌です」
「じゃあ……――」
――死ななければいいのに。
そう言える愚鈍さがあったら楽だった。
どうあっても、彼女は僕の説得で心揺らぐことはない。
彼女が希望を見出しているのは、今ではなく、次だから。
正論で殴りかかってくる大人は多い。
正論は確かに正しいけど、正論を言うことが正しいとは限らないのに。
正論がいったい、彼女の何を救うんだろう?
世の中には正しく生きれない人もいるのに、正しいことばかりが肯定されてずるい。
「――ちゃんと死なないとね」
「っ、はいっ!」
彼女は花咲く満面の笑みで、力いっぱいに頷いた。
模範的な人生。
父は官僚、母は私立高校の教員。
仕事で多忙な両親は幼稚園の頃から僕に家庭教師を付けた。
来る日も来る日も、勉強漬けの毎日。ここ今日に至るまで、勉強以外何もしてこなかった。
許されなかった。
優秀であることを求められ続けた。
生きていて楽しかった思い出などない。
生きていたくて生きている人生ではない。
死ぬつもりは、本当になかった。
漫然と、これからも息を続ける予定だった。
適当に良いところに就職して、家庭を築いて、子宝にも恵まれて。
この出会いがなかったら、そこそこの人生を送れたんじゃないかと思う。
僕はこれから、生きるために死ぬ。
マンションの階段を駆け上がっていく。
正確には、駆け上がっていく彼女の背中を、全力で僕が追っている。
「私、ダーリンが暇つぶしの相手で、本当に良かったと思います」
「うん。ありがと」
「本当に私なんかと一緒に死んでもいいんですか?」
8月23日。もうとっくに日は沈んだと言うのに、あたりには蒸し暑い空気が漂っている。
彼女は真剣な声色でこちらに問いかけた、それに対しての返事は決まっていた。
「君よりいい女探すの大変だから」
「意地でも見つければいいじゃないですか」
「見つからないかもしれないだろ」
マンションの屋上、フェンスの外側。
気づけば僕たちはそこに居た。
涼しい風が吹き抜ける。いつの間にか蒸し暑さはもういない。
やけに全てが鮮明だ。
これから、この世のくだらないしがらみから、全てから、解放されようとしている。
きっと自由は楽しく、怠慢で、罪の味がする。
「本当に、楽しかったです。初めてなことばっかりで、それがすごい楽しかったんです」
「……僕もだよ」
「ゴミみたいな人生でした。今日は、最高の暇つぶしが出来ましたけど」
手を繋いだ僕と君。
「ねぇ、ダーリン?」
「なに?」
「来世で、ちゃんと私の名前を呼んでくださいね?」
「うん。約束するよ……っ、ハニー」
「お、照れてます?」
「照れてるよ!」
「そうですか」
ひとしきり笑ったあと、彼女は満足したように瞬きをして。
「じゃ、ちゃんとついてきてくださいよ」
そうして、僕たちは、檻から抜け出すように。
――翼もないのに、夜空に向かって羽ばたいた。
高校。入学初日、友達作りに難航していると、隣の席に少女が座った。
紛れもない美少女。黒髪は腰にかかる丁度いいくらいの長さで、黒い瞳は輝いている。
まつ毛は長い。頬はほんのり赤い。肌は白い。体のパーツは訂正のしようもないくらい整っている。
話しかけるべきか、悩んだ。きっかけなんてないし、何から話せばいいか分かったもんじゃない。
でも、何故だか知らないけれど。
衝動が勝手に口を動かしていた。
「なんていうの」
「はい?」
「……君の名前」
本当に、そっけなかったと思う。
それでも、彼女は嬉しそうににやにや笑った。
「へぇー? 知りたいんですか私の名前。へえぇー?」
「いいから教えてよ。隣の席だし。分からないと不便だし」
「いいでしょう教えてあげましょう! 私の名前はユイ! 唯一の唯でユイです覚えましたね? ほら貴方の名前は?」
「……た、田中」
なるほど、と彼女は頷いて続けた。
「そうですか田中くん。下の名前です」
「あ、下……? は、はじめ。数字の一で、そう読む」
「ふふ、そうですかはじめくん。これからよろしくお願いしますね?」
そうこちらに笑いかける彼女に、胸が躍るような。
心臓の鼓動を身近に感じて、その名前を初めて呼んだ。
「――よろしく、ユイ」
「はいっ! よろしくお願いします、はじめくん!」
誰も救えない彼女に寄り添うことで始まる恋っていいよね。
『ハニー』
美少女。両親が宗教に卒倒してマジでヤバい。
犯罪行為の片棒を担がされ、真面目に精神を病んでいた。それを悟られないように気丈にふるまうように。丁度死のうとしていた日に、怪しい足取りで屋上へと向かっていくクラスメイトを発見&尾行。
そのままだと死にそうだけど死ねなそうなので自殺場所の提供を提案。
実は一人で死ぬのが怖かった。
暇つぶしと称して彼と恋愛をするが、ちょっとの間でもすごく楽しかったらしい。どうせ死ぬし、とただの思い付きだった。
暇つぶしの恋愛だったから、ほんの少ししか恋愛っぽいことできなかったけど、来世ではいっぱいやる。
来世の名前はユイ。自分から名前を堂々と名乗るところから、名前にコンプレックスを抱いている様子もなく、両親とも仲良くやっている。これから彼といちゃいちゃやります。
『ダーリン』
別に死ぬ気も生きる気もなかったけど彼女が魅力的だから死のうと思った。
両親共働きの都合で人から愛された経験が極端に少ない。
やりたくもないのに勉強をやっている。夏休み明け、学校怠いなーとか思いながら屋上にいた。ちなみに余裕で立ち入り禁止である。鍵が常時開放な学校さんサイドに非がある。
死ぬ気はなかったけど、彼女が来なかったらふとした表紙に「あ、死のう!」となっていた可能性もなくもない。勉強に没頭しすぎて現実に悲観的。
来世の名前ははじめ。前世の記憶はないけど、衝動に駆られるままに彼女に声をかけていた。
一目惚れです。これから彼女といちゃいちゃやります。
ちなみに前世でも隣の席だった。覚えられてなくて彼女はびっくりした。
冬休みの終焉が迫ってきすぎて怖い。
冬休みの課題ィ……?
明日から前向きに検討します(一切手を付けていない)
ハッピーエンド以外の話を書くのは初めて。
一応ハッピー? かもだけど明確に救えない誰かを書くのは初めてでした。
楽しかったけど辛かったです。これからも頑張りたいです。