第八十三話 PartⅡ 微笑みしはその悲しげと共に-15
クーワ
「クフフッ
ダンデライも死にたいですか?」
クーワは動かない隊士達をその首を見ながら言った。
ダンデライ
「隊長……」
クーワ
「足手まといですー
あの人は
ダンデライの力を見て
危険だと判断したんですよー
あの男は刀を受ける事をやめましたしー
逆に反撃に出て爆発に巻き込まれたくないんですねー
それに面白そうじゃありませんかー
僕が遊びたいですー
ダンデライの太刀筋を見切れるなんて
面白そうですからねー
だから
巻き込んで死んでも知りませんよー」
ダンデライ
「……グッ……分かりました……」
そういうとダンデライは刃術を
解いて動ける仲間を引き連れてその場を離れた。
クーワ
「お待たせしましたー
やっと遊べますねー
邪魔者が沢山いたんですが
あなたのおかげでだいぶ死んじゃいましたよー」
クーワ
「あの……言葉は通じるですか??
意味が分かるなら頷いて下さーい。
………無視でもいーですーー。
もう決まってますからね。
あなたに僕は殺せませんよー」
男はゆっくりとクーワを睨み付けた。
クーワ
「なぁんだ。聞こえるですね。」
男は一瞬にして消えると
クーワの背中を切り裂いた。
クーワ
「へぇーーー」
男はさらに速度を上げて
クーワの身体を引き裂いていく
クーワ
「ワクワクしますー」
クーワの喉元を狙おうと
ふところに入るも
クーワは身体を旋回させて
男を蹴り飛ばした。
クーワ
「手刀ですかー
どんな原理なんでしょー」
男は更に更にと速度を上げると
クーワはその速さにあくびしながら
付いてきている。
無傷だった身体から血を吹き出しながら
ダルそうに男を掴んで
投げ飛ばすも男はその反動を使って
クーワを逆にガレキの山へと投げ飛ばした。
クーワ
「……少しはあそべそーですねー」
クーワは男がいる後ろを振り向きながら自身の胸に
手を当てて口上を歌うように唱えた
すると気流が渦を巻き甲高い音が
音色のように鳴り響きながら
辺り一帯に竜巻が巻き起こると
周りの建物や大地には次々と亀裂が走り
砕け散っていくーー
クーワ
『『天輪•残響•千手の瞳
血飛沫く咽喉 壊れた人形
劈け遥かに高らかに
賭けるものなど何も無い
唄え 祈りを •謳え!! その死を!!
『『蒼天叫刃•青藍人魚』』
解放しただけで
すでに周りのものは破壊され
男の身体はズタズタに引き裂かれ
血を吐いていた。
そして青々しく光るその刀を
左右に持ち替えながら
ゆっくりと呟いた。
クーワ
「鬼さんこちら
手のなる方へ
鬼さんこちら
手のなる方へ」
ーー千刃花〜帝国特務戦闘部隊〜ーー
海底都市 ポセドニア
Part II 微笑みしはその悲しげと共に (完)




