第七十八話 PartⅡ 微笑みしはその悲しげと共に-10
ーーダンデライサイドーー
遠くから何かが飛んでくる
ダンデライ
「あれは……クーワ隊長!!」
クーワが海底から物凄い速さで
飛んでくるのが見えた。
ダンデライ
「クーワ隊長!!!
全隊士!!クーワ隊長の落下予測地点へ
全力前進!!!
隊長を受け止める!!!」
ダンデライ
「大丈夫ですか!!
クーワ隊長!!!!」
クーワはダンデライの腕の中にいた。
全隊士が不安そうにクーワを囲む
傷一つないその陶器のような白い肌には
枯れた花とツタが巻き付いていた。
ダンデライ
「隊長!!」
クーワ
「ダンデライ……
残念ですー
KARE8は全機 壊しましたけど
分離した小さな潜水艦は逃しましたー」
ダンデライ
「向こう側の戦力を大幅に削れました。
それだけで十分です。隊長」
クーワ
「そうですかー?」
ダンデライ
「そうです。
隊長……楽しかったですか?」
クーワ
「よくわかりませんが
胸の奥がゾワゾワして
ニコニコして
夢中になりました。」
ダンデライ
「それを楽しいと言うんですよ。
また一つ前進ですね。」
クーワ
「そうなんですかー?
よくわかりませんーー」
ーーレンゲイサイドーー
レンゲイ
「ここは……」
ガーベラ
「あれ??あれ??
同じ場所っすね………」
レンゲイ
「3時の方角で間違ってはいません……」
ガーベラ
「さっきその建物みたっすよ??」
レンゲイ
「間違えてしまいましたかね。……
いや、おかしい。」
するとまたもや
女の悲鳴が聞こえた。
ガーベラ
「つ、次は4時の方角すか??」
レンゲイ
「どうなってるんでしょうか………」
ガーベラ
「とにかく向かいまーー」
レンゲイ
「全隊士攻撃態勢!!」
タスケテ タスケテ サムイ サムイ
ツメタイ ツメタイ と声がこだましていた。
ガーベラ
「な、なんなんすか……この震えるような
声は……一体………」
レンゲイ
「わかりません……」
すると頭上から
ウロコに覆われたナニカが降ってきた。
レンゲイ
「上です!!!!」
『剋刃の十一• 天殿洞盾!!』
レンゲイが頭上に向かって手を向けると
隊士達を覆うように
半透明のドーム型の盾を召喚した。
ボタボタと盾に落ちてくるナニカは滑るように
盾に沿って地上に落ちてきた。その数はおよそ30体
レンゲイ
「これは……」




