第七十六話 PartⅡ 微笑みしはその悲しげと共に-8
レンゲイ
「分かりました。
我々が先にダンジョンを攻略します。」
ガーベラ
「せ、先輩!!!モニターを!!」
ガーベラがモニターを指さすと
巨大な爆発が後ろで起こっていた。
レンゲイ
「なん……だ……と??
捕まれ!!!!」
爆発の水流が巻き起こり
激しい揺れと轟音、そして
警告音が鳴り響く。
ダンデライ
「「操縦が……ない……も……ように」」
途切れ途切れの無線が
爆発の激しさを物語っていた。
レンゲイ
「グッッ!!!
照明を落とし
衝撃に備えよ!!!!!」
ガーベラ
「突っ込むっすーー!!!」
衝撃の余波で
更に加速し子変求飛は
海底都市へと突っ込んだ。
ーー15分後ーー
レンゲイ
「ガー……ラ……
ガー……べ……ん」
レンゲイは
ガーベラの肩を揺すっていた。
レンゲイ
「ガーベラ君!!」
ガーベラ
「ハッ!!アチシ!!!
ココはどこ!?私はアチシ!?
まさか!!寝てる間に!!アチシのアチシを
アチアチにシた!?」
レンゲイ
「元気そうですね。」
ガーベラは周りを見渡すと驚きの声を上げた。
空には海が浮かび
周りには青白く光るガレキと貝殻
空中を漂う魚の群れ
時折、聞こえるクジラの鳴き声
風などないのに揺らめく海藻。
まるで、おとぎ話の世界に来たようだった。
ガーベラ
「なーんて綺麗な場所なのかしら♪
ウフフッ ウフフッ!!
そう!こんな場所にいるのねー
アチシたちぃ♪アチシたーー」
レンゲイ
『照刃の 四 靜蓮眠』
フワフワと蓮の種がガーベラの真横を漂うと
大きな音をたてて弾けた。
ガーベラ
「ハッ!!アチシ!!今!!!」
レンゲイ
「気分はどうですか?」
ガーベラ
「なんか、アチシ……海を漂う
歌って踊るカニになってやした!!」
レンゲイ
「でしょうね。ガーベラ君が
歌って踊るところは面白かったですよ」
ガーベラ
「先輩!!魚が空を飛んでて
青白く光るガレキと貝殻が!!
ハッ!!!アチシまだ夢の中!!!
夢を追いかける少女のままっす!」
レンゲイ
「それは本物ですよ。
それにカニになってたと
さっき言ってましたよ」
ガーベラ
「そんな!!これは現実なんすか!!
ここが海底都市ポセドニアなんすか!!
アチシ……アチシ恥ずかしの極み!!
帰る!!アチシ帰る!!」
レンゲイ
「いや、帰れませんよ」
すると子変求飛から
ほかの隊士達がぞろぞろと降りてきた。




