↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
千刃花〜帝国特務戦闘部隊〜 小説版  作者: REN'sJackson
第三章 海底都市ポセドニア編 Part I 月夜に浮かびし涙の花
PR
68/880

第六十八話 Part I 月夜に浮かびし涙の花-おまけ

レンゲイ

「お、お待たせしましたぁーー」


男は両手に酒を持って

月明かりの綺麗な丘に登った。


レンゲイ

「すみません……桜(サクラ)雌鹿(メロク)の

手入れで遅れました……」


「遅い……」


挿絵(By みてみん)


レンゲイ

「すみません……キスツスさん」


キスツス

「レン……いい加減

二人の時ぐらい

敬語は止めようよ」


レンゲイ

「いやぁ…まだ慣れなくて……」


キスツス

「フフッまぁ良いけど。ほら 座って。」


レンゲイ

「はい。」


キスツス

「レン……

この月を見る度に思い出すんだぁ。

父さんがお酒を飲む姿をね。」


レンゲイ

「そうですね。

よく笑う人でした。」


キスツス

「うん。素敵な人だったなぁ。

私たち二人をよく可愛がってくれたよね。」


レンゲイ

「そうですね。」


キスツス

「ねぇ、覚えてる?」


レンゲイ

「何をですか?」


キスツス

「私が月美夜女王(ナイトオブクイーン)を

授与されたあの日の夜

父さんがここに来て祝ってくれた。」


レンゲイ

「ハハッ あの日も

たいそう、酔っ払ってましたね。」


キスツス

「そうだね。

その時、父さんが言ったんだ。

お前が娘で私は幸せだ、ってね。」


レンゲイ

「...言ってましたね。」


キスツス

「そして、沢山の蓮(ハス)の花を

夜の空に浮かべてくれた。

私..あの景色が美しくて大好きだった。」


レンゲイ

「知ってます。

銀狼(ギンロウ)の幻でたまに見てるのもね。」


キスツス

「フフッ気付いてたんだね。全く...君って人は。

でもね、レン。所詮は幻だよ。

儚い...幻。」



レンゲイ

「幻なんかじゃないですよ。」



レンゲイ

『輝夜(カグヤ)•花蓮息吹(カレンイブキ)ノ(ノ)物語(モノガタリ)』



キスツス

「......ハァァ 」



レンゲイ

「…………また、来年も一緒に来よう。キスツス」


蓮(ハス)の花が暖かい風に乗って無数に舞う

月明かりと涙に照らされて

美しく、ただ美しく

夜空へと消えていった。


挿絵(By みてみん)


いかがでしたでしょうか?

第一章から要所要所で活躍を見せていたレンゲイにようやくスポットが当たり、新しいキャラクターも増え、そんな中で鞘を巡るお話。今後どうなっていくのでしょうか?!

そしておまけでは、キスツスとの過去が紐解かれましたね。

ところで皆さま「キスツス」って噛まずに言えますか?

次回からどのように物語が進むのか、ご期待ください!


             REN'sProduction staff

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。