第四十二話 マーベラス突入作戦 脱出編-8
一同は納刀をし亜那魂蛇へ走った。
しかし、疲弊とは裏腹に
KARE8は容赦なく襲ってくる。
すると亜那魂蛇の方角から
声がする。
レンゲイ
「みなさーーーん!!!」
アキレイ
「レンゲイ、なぜ……ココに!」
キキョウ
「レンゲイ隊長!」
ジニア
「遅いわ!こんの どアホ!!」
レンゲイ
「すみません。
あの格子状の屋根が
なかなか強固で。
とりあえず皆さん。
見たところ納刀してるみたいですし
話は船で聞きますから
今は急いで乗ってください!
ほかの隊士たちはもう避難してます!!」
キキョウ
「そうなの……良かった……」
ジニア
「せやかて2万やぞ?」
レンゲイ
「僕がまとめて片付けますから
心配しないで。さぁ!皆さんは早く。」
アキレイ
「いいのか?」
ラナンキュラス
「任せよう。」
レンゲイ
「では亜那魂蛇ではなく
五刃花隊専用 移動用小型 飛行魔進 ヱ流9なので
そっちにお願いしますね。」
男は皆が離れるのを確認した後
KARE8をキッと睨んだ。
キキョウ
「レンゲイ隊長大丈夫ですかね?」
ジニア
「大丈夫やろ」
アキレイ
「何も問題はない。」
ラナンキュラス
「キキョウ副隊長が入隊する前の話しだけど
レンゲイ隊長はね
千刃花に当時、最年少で抜擢されて
最年少で隊長になった男なんだ。
そして知っての通り
その記録は未だに破られていない
俗にいう"天才"と呼ばれてる男さ。」
男が静かにそっと胸に手をあてると
暖かな光が差し込み空が晴れた。
そして次々と花が芽吹き緑が茂る
男は微笑むと静かに口上を唱えた。
レンゲイ
『『天輪 •波濤•恵の鉤爪
芽吹 •花咲•枯り落つ贄木
巡れ生命よ 深淵に染まれ!!
『『散桜突刃•桜雌鹿』』
約2万のKARE8の大軍に向かって
男は刀を向けた。
レンゲイ
『花暖簾•散流麗』
桜雌鹿から溢れ出る彩り豊かな花びら
それはもはや数えることすらも叶わない
そして、幾億の花びらが
KARE8を優しく撫でていく。
レンゲイ
「この花吹雪は別れの手向け
触れたもの全てを塵と化す。」
千刃花〜帝国特務戦闘部隊〜
第二章 移動要塞マーベラス (完)




